若くして世界的知名度を得る選手が多いフランスの中で、ディミトリ・パイエは遅咲きのファンタジスタだ。
2004年にエクセルシオールでデビューしたパイエは、ナントやサンテティエンヌ、リール、マルセイユと様々な母国クラブを渡り歩き、2015年にウェスト・ハム入り。初の海外挑戦だったが、ここで水を得た魚のように躍動。左ウイングを主戦場に、プレミアリーグの猛者たちを見事な足技で翻弄した。
とりわけ2015-16シーズンは出色のパフォーマンスを披露し、リーグ戦30試合で9ゴール12アシストを記録。その後、ビッグクラブ行きも噂されたが、年齢もあってこれが見送られると、2016年からは再びマルセイユでプレーしている。
30代となった近年は好不調の波が20代に比べて少なくなり、マルセイユで躍動。2019-20シーズンも公式戦27試合で12ゴール6アシストをマークするなど、ファンを魅了している。
プレースタイル
パイエの魅力は何と言っても卓越した足元のテクニックだ。独特の間合いでのボールキープに加え、南米選手のようにうまく手を使うことで、一対一ではほとんどボールを奪われることがない。また、圧倒的な視野とプレービジョンを兼ね備えており、一撃必殺のスルーパスでゴールを演出。シュートも高い精度と威力を誇り、一度波に乗ったら止めるのが非常に難しい選手と言える。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
ディミトリ・パイエ/Dimitri Payet
1987年3月29日生まれ 175cm・77kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2005-06 | ナント | 3試合・1得点 |
2006-07 | ナント | 30試合・4得点 |
2007-08 | サンテティエンヌ | 31試合・0得点 |
2008-09 | サンテティエンヌ | 30試合・4得点 |
2009-10 | サンテティエンヌ | 35試合・2得点 |
2010-11 | サンテティエンヌ | 33試合・13得点 |
2011-12 | リール | 33試合・6得点 |
2012-13 | リール | 38試合・12得点 |
2013-14 | マルセイユ | 36試合・8得点 |
2014-15 | マルセイユ | 36試合・7得点 |
2015-16 | ウェストハム | 30試合・9得点 |
2016-17 | ウェストハム | 18試合・2得点 |
マルセイユ | 15試合・4得点 | |
2017-18 | マルセイユ | 31試合・6得点 |
2018-19 | マルセイユ | 31試合・4得点 |
2019-20 | マルセイユ | 22試合・9得点 |
2020-21 | マルセイユ | 20試合・4得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月26日現在)
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