地元クラブで育てられたフランス代表MFトマ・ルマルは、2010年にカーンの下部組織に移って2013年夏にトップチーム昇格。2015年4月にはプロ初得点も決め、順調なキャリアを歩んでいく。
そして、2015-16シーズンから名門モナコに完全移籍を果たすと、初年度からポジションを確保。その時点で才能が高く評価されていたルマルだが、2016-17シーズンには公式戦55試合14ゴール18アシストの成績で完全にブレイクする。同年にはキリアン・ムバッペらとともに若手主体のチームでUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）ベスト4進出を成し遂げて世界中を驚かせた。
また、フランス代表としても各年代に名を連ねており、2016年11月にフル代表デビュー、2018年ロシア・ワールドカップでは世界王者の一員となった。2018年夏に完全移籍したアトレティコ・マドリードでは苦戦が続くが、ディエゴ・シメオネ監督の下で徐々に適応しようと奮闘している。
プレースタイル
左ウイングを主戦場とするルマルはスピードとドリブルテクニックを兼ね備得ているアタッカー。サイドから中央に入っていく斜めの動きで相手を引き付けてスペースを作り、高い精度のラストパスで味方の得点をお膳立てする。
また、コンパクトな振りから放たれるミドルシュートも強烈だ。しなやかで俊敏な身のこなしで相手のディフェンスラインと中盤の間に問題を生じさせ、様々な選択肢から相手のゴールを脅かす。
プロフィール・経歴
トマ・ルマル／Thomas Lemar
1995年11月12日生まれ 171cm・62kg 利き足：左
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2013-14 | カーン | 7試合・0得点 |
| 2014-15 | カーン | 25試合・1得点 |
| 2015-16 | モナコ | 26試合・5得点 |
| 2016-17 | モナコ | 34試合・9得点 |
| 2017-18 | モナコ | 30試合・2得点 |
| 2018-19 | アトレティコ・マドリード | 31試合・2得点 |
| 2019-20 | アトレティコ・マドリード | 22試合・0得点 |
| 2020-21 | アトレティコ・マドリード | 17試合・1得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月16日現在）
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