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明治安田J1リーグ

J1への生き残りをかけた熾烈な争い。最後の最後で降格を免れるのはどこか、残り試合を展望する | Jリーグ

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J1への生き残りをかけた熾烈な争い。最後の最後で降格を免れるのはどこか、残り試合を展望する | JリーグDAZN
【国内サッカー 最新ニュース】シーズンの最終盤まで迫ってきた明治安田生命J1リーグ。各チームがラスト5試合を切っている中、果たして降格を免れるのはどのチームになるか。下位7チームが繰り広げる残留争いを展望する。
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混沌としてきているJ1残留争い。12位の清水から降格圏の17位のG大阪まで勝ち点差はわずか『3』。今シーズンは、3年ぶりにJ1参入プレーオフが開催されるため、16位に滑り込めればJ1残留の可能性を繋ぎ止めることができるが、各チームがストレートで生き残れる15位以上を目指すことは間違いない。最後の最後で安堵の歓喜に包まれるか、もしくは落胆の涙をのむことになるか。明暗がくっきりと分かれる残留争いは、ここからより一層激しさを増していくことだろう。

現在勝ち点『35』で11位につけている北海道コンサドーレ札幌も今後の成績次第で降格圏に沈む可能性があるとは言え、現実的には12位以下にいる7クラブでの争いと言っていい。この熾烈な戦いを繰り広げる7チームにフォーカスし、今後の日程も踏まえてJ1残留争いを展望していく。

12位:清水エスパルス(7勝11分12敗:勝ち点32)

2022-09-30-Jleague-thiagosantana(C)J.LEAGUE

現時点では最も安全圏にいる清水は、夏にMF乾貴士やMFヤゴ・ピカチュウなど大補強の効果が現れて、8月を3勝1分と無敗で乗り越えて急浮上。さらに12ゴールで得点ランキングのトップに立つFWチアゴ・サンタナが絶好調なことも好材料だ。ただ9月は、1分2敗とやや失速気味。特に試合終盤での勝ち点の取りこぼしが目立っただけに、磐田、川崎F、鹿島、札幌と続くラスト4試合で、同じ過ちを繰り返さないことが必要だろう。

13位:ヴィッセル神戸(8勝7分14敗:勝ち点31)

2022-09-30-Jleague-osako(C)J.LEAGUE

前節の試合前までは残留圏に沈んでいた神戸だが、G大阪との直接対決を劇的な勝利で飾り、一気に13位までジャンプアップ。直近3試合は、過密日程の中でも2勝1分けとしぶとく勝ち点を積み重ね、さらに前節は勝利の立役者となったFW大迫勇也の状態が上がってきていることもポジティブだ。ラスト2試合が優勝争いを繰り広げている川崎F、横浜FMとの連戦なだけに、ここからの3試合が最大の山場。特に今節敵地で迎える福岡との直接対決で3ポイントを獲得できれば、残留に向けて大きく前進できそうな雰囲気は漂っている。

14位:アビスパ福岡(7勝10分13敗:勝ち点31)

2022-09-30-Jleague-yamagishi(C)J.LEAGUE

リーグ戦では8試合勝利から遠ざかっていた福岡も、前節・清水との直接対決を制し、約2か月ぶりの白星と風向きを変えることができている。またこの中断期間に臨んだJリーグYBCルヴァンカップ準決勝の第2戦目では、久しぶりに無失点を達成。神戸、札幌、柏、浦和と続くラスト4試合に向けて、チームの強みでもある堅守を取り戻し始めているのは好材料だ。この流れを継続するためにも今節の神戸戦では是が非でも3ポイントが欲しいところだ。

15位:湘南ベルマーレ(7勝10分12敗:勝ち点31)

2022-09-30-Jleague-machino(C)J.LEAGUE

直近3試合勝利から遠ざかっている湘南は、残り5試合でホームがわずか1試合(第33節・鳥栖戦)。さらにここからは、敵地での3連戦がスタートし、3戦目には神戸との直接対決も控えている。この直接対決に最高の状態で臨むためにもC大阪、FC東京と続く今後2試合が大きなポイントになりそうだ。それでもここまでの戦いぶりを見ても大きく崩れそうな印象はないだけに、しぶとく勝ち点を落とさないことが残留を近づけるために必要だろう。

16位:京都サンガF.C.(7勝9分13敗:勝ち点30)

2022-09-30-Jleague-matsuda(C)J.LEAGUE

気づけばJ1参入プレーオフ圏にいる京都は、ライバルの中で唯一の連敗中。さらに最終節の磐田戦までライバルとの直接対決はなく、さらにラスト2試合は優勝の可能性を残しているC大阪、川崎Fと難しい上位との連戦。これらを踏まえてもここから始まる鳥栖、名古屋との連戦でいかに勝ち点を上積みし、このポジションから抜け出せるかが残留へのポイントになりそうだ。

17位:ガンバ大阪(7勝8分15敗:勝ち点29)

2022-09-30-Jleague-usami(C)J.LEAGUE

前節・神戸との直接対決に敗れ、再び降格圏に沈んでいるG大阪に残されているのは4試合。近くにいる磐田や京都と比べても1試合消化試合が少ないことがどう影響を及ぼすか。さらに第31節が柏、第32節が横浜FM、最終節が鹿島と上位との対戦も数多く残している。この状況から這い上がるためには上位から3ポイントを取り切れる力が求められる。ただここに来てケガで長期離脱していたFW宇佐美貴史が復帰直近と好材料もある。エースの復帰を起爆剤としていけるかが巻き返しへのポイントとなる。

18位:ジュビロ磐田(5勝9分15敗:勝ち点24)

2022-09-30-Jleague-yamada(C)J.LEAGUE

窮地に追い込まれている磐田は、残留ラインまで勝ち点『7』差。ここから大逆転を果たすためには残り5試合で4勝が最低限のノルマとなりそうなだけに最も厳しい立場に置かれている。ただ幸いにも清水、G大阪、京都と3つの直接対決を残しており、第31節の延期となっていた静岡ダービーが10月22日に開催されることが決まったため、ラスト3試合は全てが直接対決。それだけに第32節の鹿島、第27節(延期分)の横浜FMとの連戦で逆転への可能性を残すことが最大のミッションとなりそうだ。

J1 順位表

※第30節終了時点

順位
1    横浜F・マリノス 59178429
2   川崎フロンターレ 54166719
3    サンフレッチェ広島 51149713
セレッソ大阪 48139711
鹿島アントラーズ 47121175
柏レイソル 45136111
FC東京 43127102
サガン鳥栖 4191476
浦和レッズ 40913714
10  名古屋グランパス 399129-3
11   北海道コンサドーレ札幌 3581110-12
12  清水エスパルス 3271112-7
13  ヴィッセル神戸 318714-9
14  アビスパ福岡 3171013-10
15   湘南ベルマーレ 3171012-13
16   京都サンガF.C. 307913-7
17  ガンバ大阪 297815-15
18  ジュビロ磐田 245915-24

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