試合開始早々にゴールを重ね、数的優位にも立ったエルサルバドル戦から一転、このペルー戦は一進一退の攻防が繰り広げられた。両チームともにボールを動かしながら攻撃の糸口を探っていたかと思えば、一気にボールを奪いゴールに迫る場面も創出。一瞬たりとも目を離せぬ見応えある展開が続いた。
21分にはショートカウンターから日本がチャンスを作る。鎌田大地がタメ、三笘薫が左サイドを抜け出して折り返したボールに合わせたのは逆サイドから全力で走り込んで来た右SBの菅原由勢。枠を捉えたシュートはDFのクリアにあったが、1つ決定的な形を作り出した。そして22分には先制点が生まれる。右サイドから中央を経由し、遠藤航からのパスを受けたのはインサイドのポジションを取っていた左SBの伊藤洋輝。ペナルティーエリア手前から得意の左足を振り抜くとアウト回転のかかったシュートがゴールネットを揺らした。
その後も主導権を握り続けた日本は、ペルーのカウンターにも集中して対応。37分には鮮やかなゴールが生まれる。菅原と伊東純也で自陣右サイド深いところから打開し、相手DFと上手く入れ替わった菅原が中央へ展開。ボールをもった鎌田が左サイドへ出すと、待っていた三笘が得意のドリブルからゴール前へ切り込み、右足で決め切った。
2点のリードで迎えた後半は、旗手怜央に代わって守田英正が入ってスタート。[4-3-3]のシステムはそのままにアグレッシブな姿勢を立ち上がりから披露した。
ただ、このままでは終われないペルーも攻撃に重きを置き、ボールを持つ時間を増やしていき前半に比べ日本ゴールに迫る姿勢を見せていった。それでも次の1点を奪ったのも日本であった。敵陣でボールを奪い一瞬にしてスピードアップ。左サイドを三笘が抜け出し冷静に折り返すと、トップスピードで右サイドを駆け上がってきた伊東がワンタッチ目でGKを交わし、無人のゴールに流し込んだ。さらに30分には4点目が生まれる。相手のパスミスを見逃さなかった前田大然がGKの動きを見極め冷静に流し込んだ。
終盤、ペルーも意地を見せ、1点は返されるがそこで流れを渡すことなく、攻撃の姿勢の貫いたままゲームをクローズ。未勝利に終わった3月シリーズとは対照的に2連勝でこの6月シリーズを終えた。
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