5日、各地でJ2が行われた。
最大の注目カードとなった大分トリニータとFC町田ゼルビアによる”上位対決”は、首位チームが力の差を示した。
前半からペースを握った町田がチャンスの数で上回り、そして37分にはFKからFWエリキが落としたボールをDFチャン・ミンギュが決めてリードで終えた。
対する大分も後半開始からFWサムエルと藤本一輝を投入し、後半の序盤に立て続けにゴールに迫ったが、町田が63分にエリキがドリブルで持ち運び、GKをかわして追加点を奪うと、試合終盤の87分には、FKからDF翁長聖がこぼれ球を押し込み、３点差をつけて決着の時を迎えた。
町田が攻守で強さを示し、中3日での連戦で連勝を飾っている。対する大分は、3試合勝ちなしとなり、首位との差が「11」に広がっている。
もう一つの上位対決の東京ヴェルディとV・ファーレン長崎の一戦は、長崎が勝ち点3を手にした。
前半立ち上がりこそ東京Vが前線からのハイプレスでペースを握ったが、時間ともに長崎がペースを引き戻し、29分には長崎がMF増山朝陽のゴールでリードを奪った。
後半立ち上がりに東京VがMF北島祐二が２枚目のイエローカードをもらい、一人少ない状況に立たされると、68分にはFWフアンマ・デルガドのゴールで長崎がリードを広げる。さらに苦しい状況に立たされた東京Vも終了間際に東洋大在学中でＪＦＡ・Ｊリーグ特別指定選手のMF新井悠太の初ゴールで一矢報いたが、上位対決は長崎に軍配が上がった。
東京Vは２位は変わらなかったものの、首位との差が「10」に広がり、対する長崎は、自動昇格圏まで勝ち点「2」差に詰め寄っている。
その他の上位勢は、ジュビロ磐田がFWファビアン・ゴンザレスとMF古川陽介のゴールでツエーゲン金沢を下し、ヴァンフォーレ甲府は堅守・ブラウブリッツ秋田から5ゴールを奪う快勝を収め、それぞれが順当に勝ち点3を積み重ねている。
また降格圏に沈むいわきFCは、栃木SCとの直接対決を制し、4試合負けなしをキープすれば、最下位に沈む大宮アルディージャも終了間際のFWアンジェロッティの決勝点で劇的な形で16試合ぶりとなる待望の勝利を掴み取っている。
■7月5日開催 結果
・J2第24節：
仙台 0-3 清水
いわき 1-0 栃木
水戸 3-1 徳島
群馬 1-1 熊本
大宮 2-1 千葉
東京V 1-2 長崎
甲府 5-1 秋田
磐田 2-1 金沢
岡山 2-3 藤枝
山口 1-0 山形
大分 0-3 町田
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