16日、各地でJ1、J2、J3が開催された。
7試合が行われたJ1では、ヴィッセル神戸が首位に返り咲いた。
サガン鳥栖をホームに迎えた神戸は、前半からハイプレスを軸とした強度の高い守備と鋭いカウンターを繰り出していくが、スコアレスで前半を終えると、51分には後半開始からピッチに入ったFW富樫敬真にPKで先制点を許し、劣勢に立たされる。
だが、失点後すぐにMF佐々木大樹のクロスを合わせたFW大迫勇也のゴールで1点を返すと、82分にはカウンターからFW武藤嘉紀のシュートがGKに阻まれたものの、こぼれ球をMFジェアン・パトリッキが押し込み、試合終盤に逆転に成功。その後に大迫の幻のゴールはVARで取り消されたが、このリードを逃げ切った神戸が横浜F・マリノスと勝ち点で並び、得失点差で首位に返り咲いている。
また4位の浦和レッズと5位のセレッソ大阪という上位を追いかけるチーム同士の一戦は、前半にFWレオ・セアラとMFジョルディ・クルークスのゴールでリードを広げたC大阪がこのまま逃げ切って連敗を止める3試合ぶりの勝利を飾っている。
その他、鹿島アントラーズは、ピーター・クラモフスキー新監督就任後は無敗を維持していたFC東京を下し、6位へ浮上。名古屋グランパスは、京都サンガF.C.のFWパトリックに土壇場で決勝点を許し、劇的な形で勝ち点を取りこぼした。また完全復活を遂げるガンバ大阪は、一時は柏レイソルに追いつかれたが、後半にFW食野亮太郎とファン・アラーノのゴールで振り切って連勝を達成。それぞれ明暗が分かれる中で、中断期間を迎えることになった。
ブラウブリッツ秋田対FC町田ゼルビアの一戦が大雨の影響で中止となったことで、8試合が行われたJ2。前日に東京ヴェルディがスコアレスドローに終わったことで勝てば、今季初めて自動昇格圏に浮上するチャンスが訪れたジュビロ磐田は、同県対決の藤枝MYFCをホームに迎えた。
試合は立ち上がりに藤枝がFW渡邉りょうのゴールで先制したが、20分にはMF金子翔太が自ら得たPKを沈めて振り出しに戻す。前半終了間際には磐田が波状攻撃から最後はMF上原力也のゴールで逆転に成功すると、後半には金子の2ゴール目と終盤にはFWジャーメイン良にもゴールが生まれ、4ゴールと力の差を示し、3連勝で2位へと浮上している。
リーグ戦では4試合勝ちなしと正念場を迎えていた大分トリニータは、ロアッソ熊本に先制を許したが、前半終了間際にFWサムエルのゴールで追いつくと、後半立ち上がりにはFW藤本一輝のゴールで逆転し、その後にダメ押しとなる追加点も奪い、逆転勝利で勝ち点3をしっかりと積み重ねている。
一方でヴァンフォーレ甲府は、ザスパクサツ群馬に0-3と完敗で勝ち点を落とし、国立競技場でのホームゲームとなった清水エスパルスもジェフユナイテッド千葉に勝ち切れず、互いに連勝がストップし、上位との差を詰め切れなかった。
5試合が行われたJ3。鹿児島ユナイテッドFCとアスルクラロ沼津の上位対決では、前半にDF濱託巳のゴールで先制した沼津が、後半にはカウンターからDF藤嵜智貴のゴールで突き放し、2−0で勝利。沼津は無敗を「6」に伸ばし、4位に順位を上げている。
また依田光正ヘッドコーチが暫定的に指揮を務めた福島ユナイテッドFCは、松本山雅FCに先制を許しながらも試合終盤に逆転し、4試合ぶりの白星を掴み、連敗から抜け出している。
■7月16日開催 結果
・J1第21節:
広島 1-1 横浜FC
FC東京 1-3 鹿島
湘南 0-1 福岡
京都 2-1 名古屋
G大阪 3-1 柏
C大阪 2-0 浦和
神戸 2-1 鳥栖
・J2第26節:
秋田 中止 町田
水戸 3-1 山形
甲府 0-3 群馬
清水 2-2 千葉
岡山 2-2 長崎
大宮 0-0 栃木
金沢 2-1 仙台
磐田 4-1 藤枝
熊本 1-3 大分
・J3第18節:
沼津 2-0 鹿児島
岩手 1-0 YS横浜
松本 1-2 福島
長野 2-2 鳥取
北九州 0-0 FC大阪
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