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【サッカー日本代表】パリ五輪世代候補 注目選手メンバーリスト【DF編】

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【サッカー日本代表】パリ五輪世代候補 注目選手メンバーリスト【DF編】DAZN
【オリンピック サッカー日本代表】2024年に開催されるパリ五輪。前回大会は惜しくも4位で終えた若きU-23日本代表だが、新たなメンバー(U-21)でメダル獲得を目指す戦いに挑む。ここまで数多くの選手が選ばれてきた中、GK、DF、MF、FW部門に分けて現在の候補選手を選出した。(文・松尾祐希)
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4バックをメインとする大岩ジャパンにおいて、CBの柱はA代表候補にも入ったことがある西尾隆矢(セレッソ大阪)。その相方をJ2で活躍する攻撃センスの高い馬場晴也(東京ヴェルディ)、総合力で勝負する鈴木海音(栃木SC)、空中戦に強い木村誠二(モンテディオ山形)らが狙う構図だ。

一方、SBは明確な特徴を持つ選手が多い。右のレギュラー候補は半田陸(モンテディオ山形)と成瀬竣平(ファジアーノ岡山)。前者は身体能力とリーダーシップ、後者は攻撃センスと左右に対応できる汎用性を持ち合わせる。左は畑大雅(湘南ベルマーレ)と加藤聖(V・ファーレン長崎)がポジションを争う。前者はアメリカにルーツを持つスプリンターで右サイドにも対応可能。後者は貴重なレフティーで正確なキックが魅力だ。

注目選手

西尾隆矢(セレッソ大阪)

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生年月日:2001年5月16日
今季成績:13試合0得点(5月20日時点)

3月に開催されたドバイカップではいち早く環境に適応。食事面や時差ぼけに悩まされる選手が見られた中、何事にも動じないメンタリティーを持つ西尾は「昔の遠征を思い出すような懐かしさがある」とむしろ楽しむ余裕さえ見せていた。パリ五輪世代のCB陣では唯一A代表候補に選出されており、J1クラブでレギュラーを張っている選手も彼以外にいない。そういった経験値を生かすことで、若き日本代表でもリーダーシップを発揮していきたい。

畑大雅(湘南ベルマーレ)

2022_5_22_u-21japan_hata(C)J.LEAGUE

生年月日:2002年1月20日
今季成績:8試合0得点(5月23日時点)

「楽しみな選手だからアウェイゲームにも連れてきたんです」。入学直後かつベンチ外にも関わらずAチームに帯同した無名のサイドバックについて尋ねると、辛口で知られる市立船橋高校の恩師・朝岡隆蔵監督(現・ジェフユナイテッド千葉U-18A監督)の表情が緩んだ。高校1年生の頃からアメリカ人の祖父とボクサーの父から受け継いだスピードを評価された一方、身体と技術に関しては未熟だった。だが、努力を重ね、世代屈指のサイドバックに変貌を遂げた。プロ入り後は右サイドから左サイドに主戦場を移し、プレーの幅を広げつつある。

成瀬竣平(ファジアーノ岡山)

2022_5_22_u-21japan_naruse(C)J.LEAGUE

生年月日:2001年1月17日
今季成績:8試合0得点(5月23日時点)

もともと2列目の選手とあって、サイドバックながらアグレッシブな攻撃が最大のストロングポイント。縦に仕掛ける強気な姿勢と高精度のクロスで相手の脅威となる。また、器用な一面も持ち合わせる。3月のドバイカップではチーム事情もあって左サイドバックで起用されると、サウジアラビアとの優勝決定戦では前日練習でもやっていなかった右サイドハーフを無難にこなした。複数ポジションをこなせるのは、大会に挑む上で大きなアドバンテージとなるはずだ。

馬場晴也(東京ヴェルディ)

2022_5_22_u-21japan_baba(C)J.LEAGUE

生年月日:2001年10月24日
今季成績:13試合0得点(5月23日時点)

かつて屈辱を味わった試合がある。2017年のU-17W杯、久保建英(RCDマジョルカ)らと一学年上のチームに加わり第2戦のフランス戦に先発出場した馬場は、相手のエースストライカーであるアミーヌ・グイリ(OGCニース)を抑えられず、前半だけで交代を余儀なくされた。その大会以降、膝の怪我で代表から遠ざかる時期を経て、今季は開幕から安定したプレーを披露。「今は楽しんでプレーしている」と話す男が、今後のパリ世代を牽引するDFとなれるか注目だ。

半田陸(モンテディオ山形)

2022_5_22_u-21japan_handa(C)J.LEAGUE

生年月日:2002年1月1日
今季成績:14試合0得点(5月23日時点)

小学校時代に80mハードルで山形県No.1になった経歴を持つように運動能力は天性のモノ。身長は174cmほどだが、キャプテンとして挑んだ2019年のU-17W杯でCBを任されたのも、そのためだ。あれから3年、現在のU-21日本代表ではサイドバックを任されている。主将候補でもある高速サイドバックは、新たなポジションで世界に打って出るために「ステップのベースを作る作業をしっかりやってきた」と語り、自身の現在地を確認すべく久しぶりの国際大会を見据えている。

名前所属生年月日
成瀬竣平ファジアーノ岡山2001/1/17
内野貴史フォルトゥナ・デュッセルドルフ2001/3/7
大畑歩夢浦和レッズ2001/4/27
西尾隆矢セレッソ大阪2001/5/16
木村誠二モンテディオ山形2001/8/24
岡哲平明治大学2001/9/6
加藤聖V・ファーレン長崎2001/9/16
バングーナガンデ佳史扶FC東京2001/9/24
馬場晴也東京ヴェルディ2001/10/24
半田陸モンテディオ山形2002/1/1
畑大雅湘南ベルマーレ2002/1/20
大嶽拓馬柏レイソル2002/8/8
鈴木海音栃木SC2002/8/25
チェイス・アンリVfBシュツットガルト2004/3/24

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2022年3月7日に初のトレーニングを行った若き日本代表は、2024年に開催されるパリ五輪を目指すチームとなる。3月にはドバイカップに参加し、優勝を飾るなど、素晴らしいスタートを切ってみせた。そんなチームが6月に迎えるのがU-23アジアカップ。6月1日に開幕する大会で日本はグループDに入り、初戦でUAE、第2戦でサウジアラビア、第3戦でタジキスタンと対戦する。この大会を勝ったところで五輪の出場権が決まるわけではないが、チームを強化していく上でも重要な戦いになることは間違いない。新たな若き日本代表の奮闘に期待だ。

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