プレミアリーグの活性化と知名度向上を目的とし、DAZNと9つのスポーツメディアで構成される『プレミアリーグ推進委員会』の4月度企画、歴代MIP(もっとも印象的な選手)にティエリ・アンリが輝いた。同委員会がTwitter投票(10000超の投票数)を実施し、最多得票者となったのが2000年代のアーセナルで躍動したこのレジェンドだ。
母国フランスのモナコで1994年にプロデビューしたアンリはユヴェントスを経て、99年8月、21歳の時にアーセナルの一員となった。以降、在籍8シーズンでプレミアリーグ254試合に出場し、174ゴールを記録。2001-02シーズンに自身初の得点王に輝くと同時にリーグ制覇を成し遂げ、03-04シーズンには前人未到の無敗優勝に大きく貢献した。
トップスコアラーには歴代最多の4度輝き、PFA年間最優秀選手賞を2度受賞。持ち前の快足を活かしたドリブル突破や卓越したフィニッシュワークなど、そのプレーでもファンを魅了しつづけた名手について、投票者は「プレミアリーグ隆盛の象徴的な選手の1人」と絶賛。また、「98-99シーズンのマンチェスター・U戦でのボレーなど印象的なゴールが多い」という声も寄せられた。まさに記録にも記憶にも残る名手と言えるだろう。
07年夏にアーセナルを退団したアンリはバルセロナで3シーズンに渡ってプレーし、その後はNYレッドブルズへ。そして、12年1月にMLSのシーズンオフを利用して、アーセナルに2ヶ月限定のレンタル復帰を果たす。すでに34歳とピークは過ぎていたものの、公式戦7試合出場で2得点を挙げるなど、短期間ながらきっちりと自らの仕事をこなした。
14年12月の現役引退以降は『スカイ』の解説者を務める傍ら、指導者キャリアをスタート。ベルギー代表のアシスタントコーチ、古巣モナコの監督を歴任した。19年11月からはMLSのモントリオール・インパクトを率いている。
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