プレミアリーグの活性化、そして知名度向上を目的とし、DAZNと9つのスポーツメディアで構成される『プレミアリーグ推進委員会』が毎月発表しているMIP(もっとも印象的な選手)。
この3月のMIPには、チェルシーのMFビリー・ギルモア(18)が選出された。ギルモアと言えば、3月中旬に突如としてチェルシーでブレイクした技巧派MFの逸材。同委員会は、選出理由を「18歳ながら堂々とした高いクオリティのプレーを披露。4-0と快勝したチームを波に乗せる存在感を見せた」と発表している。
2019年8月13日のシェフィールド・ユナイテッド戦でプレミアリーグ初出場を果たしていたギルモアは、3月3日のFAカップ5回戦リヴァプール戦で先発出場を勝ち取ると、攻守に渡って存在感を発揮しマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せた。
さらに、そのわずか5日後。第29節のエヴァートン戦で、リーグ戦についに初先発を果たすと、物怖じすることなくプレー。累積警告で出場停止中のジョルジーニョの代役としての出場だったが、主力不在を感じさせないほどの存在感を発揮。この試合ではパス成功率は92.5パーセントを記録し、前試合に続きマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。
ビリー・ギルモア(2001年6月11日生まれ・スコットランドU21代表)
グラスゴー(スコットランド)出身のギルモアは、レンジャーズの育成組織を経て2017年の夏にチェルシーのアカデミーに加入。チェルシーに加入する際は、バルセロナやレアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドなど錚々たるビッグクラブが争奪戦を繰り広げたと報じられている。
チェルシーのU-18チームで経験を積んだ後、2019年夏のプレシーズンにトップチームに引き上げられた。深い位置に下りて、プレーを組み立てることを好んでおり、同僚のロス・バークリーも「ジョルジーニョと似ている。もっと成長すると思う」と潜在能力の高さに太鼓判を押している。
幼少期から「天才」と称され、その繊細なテクニックと類稀なる戦術眼、プレースタイルから、アンドレス・イニエスタ、シャビ、ルカ・モドリッチらエレガントなMFに例えられる。憧れの選手はセスク・ファブレガスとイニエスタ。
プレミアリーグ推進委員会選出のMIP
時期 | 選手(クラブ) | 選出理由 |
---|---|---|
2019年8月 | テーム・プッキ (ノリッジ) | 知名度はないものの、印象的なプレーを残した |
2019年9月 | リカルド・ペレイラ (レスター) | DFながらゴラッソを決め、レスターの躍進に貢献 |
2019年10月 | ジャック・グリーリッシュ (アストン・ヴィラ) | 勝利した2試合、特に9節ブライトン戦では1G1A、相手MFムーイを退場に追い込んだ |
2019年11月 | サディオ・マネ (リヴァプール) | 3連勝したチームで3得点の活躍。アストン・ヴィラ戦での逆転勝利の中での1G1Aは特に印象的 |
2019年12月 | トレント・アレクサンダー=アーノルド (リヴァプール) | 12月のリーグ戦5試合で1G3Aの活躍。守備面でも12月5試合中4試合でのクリーンシート達成に貢献 |
2020年1月 | ガブリエウ・マルティネッリ (アーセナル) | チェルシー戦での独走ゴールのインパクト大。アルテタ体制下でのキーマンになる予感 |
2020年2月 | ブルーノ・フェルナンデス (マンチェスター・U) | 加入直後ながら早くも攻撃の軸を担い、1得点・2アシストとしっかり結果も残す。好成績にも貢献 |
2020年3月 | ビリー・ギルモア (チェルシー) | 18歳ながら堂々とした質の高いプレーを披露。4-0と快勝したチームを波に乗せる存在感を見せた |
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