試合の概要
プレミアリーグ最終節、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う5位のレスター(勝ち点62)と3位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点63)が直接対決で相まみえる。
レスター (5位 勝点62 | 18勝8分11敗 | 67得点39失点)
年明け2位でCL出場権獲得は確実とみられていたレスターだが、新型コロナウイルス感染拡大による中断からの再開後に急ブレーキ。8試合で2勝3分け3敗と、多くの勝ち点を落としてきた。
前節には、トッテナムを相手に0-3で完敗。今回のシックスポインターで勝利すれば出場権を確保できるものの、敗れれば5位が決定する。引き分けならば、チェルシーが最終節の相手であるウォルヴァーハンプトンに敗れた場合のみ、4位で出場権を手にすることが可能だ。
チーム状況は芳しくない。守備の要であるチャーラル・ソユンジュは前々節のレッドカードにより出場停止。さらに、リーグ屈指の左サイドバックであるベン・チルウェル、攻撃を牽引してきたジェイムズ・マディソンも負傷で欠場する。
ただ、満身創痍のチームにとって後押しとなるのが日程面。中3日の相手に対して中6日で臨めるのはアドバンテージだ。運動量で勝り、白星をつかみ取りたい。
注目選手: ジェイミー・ヴァーディ
主力が多数欠場する中、やはり期待がかかるのはヴァーディだ。今年33歳となったエースだが、その得点感覚とスピードに衰えはなく、ここまで34試合に出場して23ゴールを記録。得点リーディングを快走する。チーム内において、ここ5試合でゴールを記録した選手はヴァーディのみ。CL出場権獲得のためにはこの男の活躍が不可欠だ。
予想スタメン(3-4-3)
マンチェスター・ユナイテッド (3位 勝点63 | 17勝12分8敗 | 64得点36失点)
一方のマン・Uはレスターとは対照的に絶好調。リーグ戦では2月以降、実に12試合無敗を継続中だ。前節のウェストハム戦では先制される厳しい展開の中、後半にメイソン・グリーンウッドが今季リーグ戦10ゴール目を記録。引き分けにとどまったが、チェルシーとレスターが共に敗れたことにより、3位に浮上した。
今回の一戦では、引き分け以上で出場権を獲得できる状況。敗れた場合は、同勝ち点で並ぶチェルシーがウォルヴァーハンプトンに敗戦すれば、「15」の得失点差を覆されることは考えにくく、CL出場権を手中にできる。
唯一の懸念は疲労だ。中2日での試合が3試合続いたが、ほとんどローテーションなしの状態。今回は中3日だが、ここを乗り切れば8月5日のヨーロッパリーグ(EL)まで試合がないだけに、最後のひと踏ん張りで走り負けないように戦いたい。
注目選手: ブルーノ・フェルナンデス
1月の加入後、すぐさまチームの中心選手となり、ここまで公式戦19試合で9ゴール8アシストをマーク。リーグ戦では13試合で7ゴール7アシストという圧巻の数字を残しており、出場試合での不敗神話は継続中だ。守備職人であるウィルフレッド・エンディディからの厳しいマークが予想されるが、持ち前の知的なポジション取りで相手を揺さぶりたい。
予想スタメン(4-2-3-1)
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年7月27日(月)日本時間0:00
- 解説:ベン・メイブリー 実況:安井成行
- 会場:キング・パワー・スタジアム
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