2019-20シーズンのプレミアリーグにおけるレスター躍進を支え、イングランド代表に選出されるようになったジェイムズ・マディソン。これまでのキャリアやブレイクイヤーの活躍を振り返る。
マディソンがレスターへやってきたのは2018年夏のこと。ノリッジから2500万ユーロ（約30億円）という、クラブにとっては大きな移籍金で迎え入れられた。自身にとって初のプレミアリーグ挑戦となったが、デビューシーズンにリーグ戦38試合出場を果たし、7ゴールをマーク。1年目から鮮烈な印象を残した。
迎えた2019-20シーズンは、ブレンダン・ロジャース監督の下で覚醒。前監督の下ではより多くのタスクを担っていたが、成長著しいMFユーリ・ティーレマンスらにマークが分散されたことで、自身の攻撃性能を遺憾なく発揮できるようになった。リーグ戦9試合を残した時点で昨季に迫る6ゴールを記録するなど、たしかな成長は数字にも表れている。
プレースタイル
最大の武器はミドルシュート。的確にゴールを射抜く技術はすでにワールドクラスだ。正確なキックの技術を持つだけに、セットプレーでも脅威となっており、直接やアシストの点でもゴールに関与できる。また、本職はトップ下だが、ロジャース監督指揮下ではインサイドハーフで起用されることもあり、献身的な守備も評価される。90分間出場しても運動量が減らないスタミナを兼備した、現代型の攻撃的MFだ。
『トランスファーマルクト』の推定市場価格は、2019年12月の時点で6000万ユーロ（約71億円）。ワールドクラスに成長する可能性を秘めるマディソンが、今後どうステップアップしていくか注目が集まるところだ。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
ジェイムズ・マディソン／James Maddison
1996年11月23日生まれ 175cm・73kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2014-15 | コヴェントリー | 12試合・2得点 |
| 2015-16 | コヴェントリー | 23試合・3得点 |
| 2016-17 | アバディーン | 14試合・2得点 |
| ノリッジ | 3試合・1得点 | |
| 2017-18 | ノリッジ | 44試合・14得点 |
| 2018-19 | レスター | 36試合・7得点 |
| 2019-20 | レスター | 31試合・6得点 |
| 2020-21 | レスター | 21試合・6得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月12日現在）
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。