新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断する前のプレミアリーグにおいて、リヴァプールとマンチェスター・シティに次ぐ3位と好位置につけていたレスター・シティ。アタッカーではFWジェイミー・ヴァーディやMFジェイムズ・マディソンらに注目が集まるが、忘れてはならないのがMFハーヴィー・バーンズの存在だ。
レスター下部組織出身で現在22歳のバーンズは、2017年からMKドンズ、バーンズリー、WBAといったクラブにレンタル移籍して武者修行。2018-19シーズンの後半にレスターでの出場機会を徐々に増やすと、今季はブレンダン・ロジャーズ監督の信頼を完全に勝ち取り、レギュラーの座を射止めた。
第3節のシェフィールド・ユナイテッド戦での豪快弾によりチームに勝利をもたらすと、その後も様々なポジションを務めながら好調のチームを支えてきた。とりわけ中断前の7試合では5ゴール1アシストを挙げる躍動ぶり。イングランドのフル代表入りも近いと目されている。
プレースタイル
主戦場は左ウイングながらも、センターフォワードやトップ下、右サイドなど様々なポジションをこなすことができるアタッカーだ。22歳ながらも抜群の体幹とフィジカルの強さを誇り、推進力あるドリブルを持ち味としている。
その堂々としたプレーぶりは、若き日のウェイン・ルーニーを彷彿とさせ、シュートだけでなく、状況に応じて的確にラストパスを出す器用さも備えている。また、忘れてはいけないのが守備への貢献。試合を通じて一切手を抜かず、高い強度で献身的にボールを追いかけ続ける。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
ハーヴィー・バーンズ／Harvey Barnes
1997年12月9日生まれ 174cm・66kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2016-17 | ミルトン・キーンズ・ドンズ | 21試合・6得点 |
| 2017-18 | バーンズリー | 23試合・5得点 |
| レスター | 3試合・0得点 | |
| 2018-19 | WBA | 26試合・9得点 |
| レスター | 16試合・1得点 | |
| 2019-20 | レスター | 36試合・6得点 |
| 2020-21 | レスター | 22試合・7得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月12日現在）
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