アーセナルに彗星のごとく現れ、今季はレギュラー格としてプレーを続けるブカヨ・サカ。昨年9月に18歳となったばかりの彼は、アーセナルの未来を担うサイドアタッカーとして多くの期待を集めている。
地元ロンドン生まれで、アーセナルアカデミーでフットボーラーとしての歩みを始めたサカ。アンダーカテゴリーで頭角を現し、夏のプレシーズンツアーにも同行。世代別イングランド代表にも招集されるなど順調に成長を続け、2018年9月にプロ契約を結んだ。その2か月後、ヨーロッパリーグ(EL)のFCヴォルスクラ戦でトップチームデビュー。2018-19シーズンはトップチームの練習に参加しながら、主にカップ戦で経験を積む。
そして本格的なブレイクは、2019-20シーズン。9月のELフランクフルト戦で1ゴール2アシストと全得点に絡む大活躍を見せ、チームでの存在感を増していく。ウナイ・エメリ前体制ではカップ戦を中心にプレーし、12月末から始まったミケル・アルテタ監督の下でも居場所を確保。本職は左ウインガーであるが、負傷者が相次いだために左サイドバックを任され、急成長を見せている。
今季は全公式戦30試合に出場し、3ゴール9アシストをマーク。すでにその市場価値は推定3000万ユーロ(約35億円)とも言われており、不振にあえぐアーセナルに希望の光を灯している。
プレースタイル
左サイドを主戦場に、抜群のスピードとキレのあるドリブルを武器とするアタッカー。今季本格的にトップリーグでの経験を積み始めたばかりだが、名だたるディフェンダーにも物怖じせず、デュエルを仕掛けるメンタリティも持ち合わせている。
また自身の突破にこだわることはなく、周りを見ながらプレーすることが可能。今季序盤は粗削りなこともあったが、わずか半年で急激な成長を見せ、プレー1つ1つの精度が劇的に向上した。すでにアーセナルの貴重な攻撃オプションとなっている。
なお、左サイドバックとしての立ち位置を確立しつつあるサカだが、本人は「夢はウインガーとして、試合に影響を与える得点やアシストを決めること」と話している。その一方で「監督が望む仕事をする。今は彼の下で楽しんでいるよ」とアルテタ監督に絶大な信頼を置いていると明かしている。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
ブカヨ・サカ/Bukayo Saka
2001年9月5日生まれ 178cm 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2018-19 | アーセナル | 1試合・0得点 |
2019-20 | アーセナル | 26試合・1得点 |
2020-21 | アーセナル | 20試合・5得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月9日現在)
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