2007年から6シーズンを過ごしたシャフタール・ドネツク(ウクライナ)でリーグ3連覇などに貢献し、その後ロシアのアンジでプレーしていたウィリアンは、数々のビッグクラブの関心を集めた後、13年夏にチェルシーへと移籍。その新天地ですぐさま主力となり、計7シーズンを戦った。
ブルーズではジョゼ・モウリーニョ、フース・ヒディンク、アントニオ・コンテ、マウリツィオ・サッリら歴代指揮官の下、左右のウイングに加え、トップ下としてプレー可能なユーティリティ性を発揮。波が少ないパフォーマンスも武器に、数多くの名将やファンの期待に応える結果を残した。
フランク・ランパード体制となった2019-20シーズンは、公式戦47試合に出場して11ゴール9アシストをマーク。ハイライトは19年12月の第18節トッテナム戦だ。見事なゴラッソを含む2ゴールの活躍により、アウェーでの完勝劇(2-0)の立役者となった。
そしてチェルシーとの契約が満了した20年夏、ウィリアンは新たな挑戦を決意。同じロンドンがホームタウンのアーセナルと3年契約を結んだ。
プレースタイル
一番の武器は推進力のあるドリブルだ。ブラジル人らしい足下の技術はもちろん、緩急の付け方が抜群で、サイドライン際での縦突破が十八番。スピードも十分のため、カウンターの旗手としても相手の脅威となる。また、プレースキックの精度も高く、フリーキックでゴールを陥れることもしばしば。さらにスタミナが豊富で守備意識が高く、試合終盤でもプレスバックで守備陣を助ける献身性を併せ持つ。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
ウィリアン/Willian
1988年8月9日生まれ 175cm・75kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2006 | コリンチャンス | 2試合・0得点 |
2007 | コリンチャンス | 15試合・2得点 |
2007-08 | シャフタール | 20試合・1得点 |
2008-09 | シャフタール | 29試合・5得点 |
2009-10 | シャフタール | 22試合・5得点 |
2010-11 | シャフタール | 28試合・3得点 |
2011-12 | シャフタール | 27試合・5得点 |
2012-13 | シャフタール | 14試合・2得点 |
アンジ | 7試合・1得点 | |
2013-14 | アンジ | 4試合・0得点 |
チェルシー | 25試合・4得点 | |
2014-15 | チェルシー | 36試合・2得点 |
2015-16 | チェルシー | 35試合・5得点 |
2016-17 | チェルシー | 34試合・8得点 |
2017-18 | チェルシー | 36試合・6得点 |
2018-19 | チェルシー | 32試合・3得点 |
2019-20 | チェルシー | 36試合・9得点 |
2020-21 | アーセナル | 17試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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