2016年から指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ監督の下、プレミアリーグ連覇やイングランド史上初の国内3冠を達成したマンチェスター・シティ。そんな歴史的なチームにおいて、絶対に欠かすことができない選手がイングランド代表DFカイル・ウォーカーだ。
7歳で地元のシェフィールド・ユナイテッド下部組織に入団し、18歳でトップチーム昇格を果たしたウォーカー。2008年にはリーグ・ワン(英3部)のノーサンプトン・タウンFCに期限付き移籍で加入し、プロデビューを果たした。2009年にはトッテナムへ完全移籍を果たすと、4シーズンにわたってレンタルで経験を積む。
トッテナムで定位置を獲得したのは2011-12シーズンから。当時の指揮官ハリー・レドナップの下、プレミアリーグでは37試合に出場。5位フィニッシュに貢献し、自身もPFA年間ベストイレブンやPFA年間最優秀若手選手賞に選出される活躍を見せた。以降も右サイドのポジションを守り続け、2016-17シーズンもPFA年間ベストイレブンに再び選出。ノースロンドンのクラブでは229試合に出場した。
イングランド屈指のフルバックに成長した後、ペップの熱心な勧誘を受けて2017年夏にマンチェスター・Cへと移籍。移籍金は5000万ポンドと当時のDF史上最高額である。デビューシーズンからすぐさま絶対的な存在となると、2017-18シーズンは2年連続となるPFA年間ベストイレブン入りを果たす。マンチェスター・Cは彼が加入した2017年以降、6度の主要タイトルを獲得しているが、これは偶然ではないだろう。
プレースタイル
強靭なフィジカルとスピードに運動量を持ち合わせ、若いころは右サイドを何度も上下動する典型的なイングランド人サイドバックであった。守備面でもハードタックルを厭わず、しつこい守備で評価を高めている。
その後ペップの指導の下で、現代的なサイドバックへと変貌。ポジショニングが飛躍的に向上し、様々な場所へと動き回りながらビルドアップ時も重要な役割を果たしている。攻撃参加のタイミングも抜群であり、非常に“賢い”選手へと成長している。またフィジカル面で弱さを見せる選手が多い中で、貴重なファイタータイプとして存在感を放っている。最前線から猛スピードでプレスバックできる彼は、ぺップが最も信頼するディフェンダーだ。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
カイル・ウォーカー/Kyle Walker
1990年5月28日生まれ 183cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2008-09 | シェフィールド・ユナイテッド | 2試合・0得点 |
2008-09 | ノーサンプトン | 8試合・0得点 |
2009-10 | トッテナム | 2試合・0得点 |
2009-10 | シェフィールド・ユナイテッド | 26試合・0得点 |
2010-11 | トッテナム | 1試合・0得点 |
2010-11 | QPR | 20試合・0得点 |
2010-11 | アストン・ヴィラ | 15試合・1得点 |
2011-12 | トッテナム | 37試合・2得点 |
2012-13 | トッテナム | 36試合・0得点 |
2013-14 | トッテナム | 26試合・1得点 |
2014-15 | トッテナム | 15試合・0得点 |
2015-16 | トッテナム | 33試合・1得点 |
2016-17 | トッテナム | 33試合・0得点 |
2017-18 | マンチェスター・シティ | 32試合・0得点 |
2018-19 | マンチェスター・シティ | 33試合・1得点 |
2019-20 | マンチェスター・シティ | 21試合・1得点 |
2019-20 | マンチェスター・シティ | 29試合・1得点 |
2020-21 | マンチェスター・シティ | 15試合・1得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月5日現在)
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