サン＝マクシマンは少年時代から高い才能を持っており、13歳になるとサッカー連盟直轄の育成施設、INFクレールフォンテーヌに入学。しかし、ここでいじめに関わってしまい、退学に。その後、サンテティエンヌの下部組織へと入団し、2013-14シーズンにはトップチームデビューを果たした。
だが、定位置をつかめずにいると、ハノーファー、バスティア、モナコを渡り歩くことに。そして、ついに本格ブレイクを果たす地となったのがニース。1年目の2017-18シーズンは公式戦40試合に出場し、5ゴール9アシストを記録した。2年目も安定した成績を残し、2019年夏には移籍金1800万ユーロ（約21億5000万円）でのニューカッスルへの移籍が発表された。
10番を背負い、大きな期待を懸けられて加わったニューカッスルでも、1年目から定位置を確保。公式戦22試合に出場し、4ゴール4アシストを記録している。
プレースタイル
サイドを本職としており、両足を遜色なく扱うことができる。一方で、球離れの悪さは玉に瑕で、最初の選択肢はまずドリブルという、生粋のドリブラーである。
ドリブルの技術自体も非常に高く、スピードを生かしたものから、ボディフェイントや細かいシザースを混ぜたものまで、非常に幅広い。また、身長はあまり高くないものの、フィジカルを活かしながらの突破も可能で、体の強さも兼ね備えている。
フィニッシュには改善の余地があり、ゴールに絡む場面は多いが、キャリアにおいてリーグ戦シーズン10ゴールを達成したことはない。
動画：プレー集
エピソード
子供の頃はサッカー以外でも才能を見せ、クロスカントリー、デカスロンでも地方チャンピオンに輝いたことがある。また、勉学でも優秀で、IQは145あり、少年時代は「神童」とも呼ばれていたという。
プロフィール・経歴
アラン・サン＝マクシマン／Allan Saint-Maximin
1997年3月12日生まれ 173cm・67kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2013-14 | サンテティエンヌ | 3試合・0得点 |
| 2014-15 | サンテティエンヌ | 9試合・0得点 |
| 2015-16 | サンテティエンヌ | 0試合・0得点 |
| 2015-16 | ハノーファー | 16試合・1得点 |
| 2016-17 | バスティア | 34試合・3得点 |
| 2017-18 | モナコ | 1試合・0得点 |
| 2017-18 | ニース | 30試合・3得点 |
| 2018-19 | ニース | 34試合・6得点 |
| 2019-20 | ニューカッスル | 26試合・3得点 |
| 2020-21 | ニューカッスル | 13試合・1得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月15日現在）
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