地元クラブのシェフィールド・ユナイテッドでプロデビューを果たしたカルヴァート=ルーウィンは、10代の頃に4部リーグなどへのレンタル移籍で経験を積むと、2016年の夏に推定150万ポンドでエヴァートン移籍。当時のロナルド・クーマン監督に期待される形で、移籍初年度からリーグ戦11試合と出場機会を得た。
そして、イングランドのアンダー年代でもエースストライカーとしての地位を築くと、2017年に行われたFIFA U-20ワールドカップで7試合に出場。決勝のベネズエラ代表戦では、この試合唯一のゴールで決勝弾をマークし、優勝の立役者となった。
2017-18シーズン、エヴァートンはサム・アラダイス体制となったが、カルヴァート=ルーウィンはレギュラーを確保。リーグ戦32試合で4ゴールを挙げると、マルコ・シウバ監督が就任した2018-19シーズンもリーグ戦35試合6ゴールと結果を残した。
そして、2019-20シーズンには、途中からカルロ・アンチェロッティ体制となったチームの中で不動のレギュラーとなり、リーグ戦36試合で13ゴールと3年連続でキャリアハイを更新し続ける成長ぶりを披露。イングランドのフル代表招集も近いと言われており、2020-21シーズンにさらなる飛躍が期待されている。
プレースタイル
高身長ながら足下のテクニックにも優れる万能型のストライカー。スペースを見つける能力に長けており、センターフォワードながらもサイドに流れてボールを受け、攻撃の起点をつくるプレーが得意だ。恵まれたフィジカルを活かしたポストワークとヘディングが大きな武器だが、スピードやシュートテクニックも非常に高い。一貫性が備われば、イングランドだけでなく世界でも屈指のセンターフォワードに成長していくだろう。
プロフィール・経歴
ドミニック・キャルヴァート=ルーウィン/Dominic Calvert-Lewin
1997年3月16日生まれ 187cm・71kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014-15 | シェフィールド・U | 2試合・0得点 |
2014-15 | スタリー・ブリッジ | 5試合・6得点 |
2015-16 | シェフィールド・U | 9試合・0得点 |
2015-16 | ノーサンプトン | 20試合・5得点 |
2016-17 | エヴァートン | 11試合・1得点 |
2017-18 | エヴァートン | 32試合・4得点 |
2018-19 | エヴァートン | 35試合・6得点 |
2019-20 | エヴァートン | 36試合・11得点 |
2020-21 | エヴァートン | 20試合・13得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月13日現在)
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