プレミアリーグ記録を次々に達成するペップ・シティにおいて、絶大な信頼を得ているのがイングランド代表FWラヒーム・スターリングだ。
QPRからリヴァプール下部組織へ移籍し、17歳でトップチームデビューを果たしたスターリング。当時の指揮官ブレンダン・ロジャースの寵愛を受け、すぐさま重要な存在に。ルイス・スアレス、ダニエル・スターリッジとの3トップは“SAS”と恐れられ、2013-14シーズンにはプレミアリーグ制覇にあと1歩まで迫った。
サポーターからも愛されていたが、2014-15シーズン中に契約延長オファーを拒否。さらに新シーズン前のプレシーズン帯同も拒否すると、4900万ポンドと言われる高額な移籍金でマンチェスター・シティ移籍を選択した。リヴァプールファンはこの決断に激怒し、「金のための移籍」と未だ本拠地アンフィールドで大ブーイングを浴びせている。
厳しい批判を浴びつつも、スターリングはジョゼップ・グアルディオラ監督の下で驚異的な成長を見せる。彼の指揮下では183試合で78ゴール62アシストを記録。プレミアリーグ史上最多勝ち点(勝ち点100)での優勝(2017-18)、史上初の国内三冠(2018-19)の立役者となった。昨季はFWA年間最優秀選手賞も受賞している。
プレースタイル
デビュー当初は独特のステップと圧倒的なスピードでサイドを突破するウインガーだったが、ペップの指導でポジショニングや決定力が飛躍的に向上。今ではチャンスメイクから得点まで、攻撃の重要な部分をハイレベルでこなす万能アタッカーに成長した。守備も怠ることなく、ハイプレスや撤退時にも献身的な働きを見せている。
シティ移籍時の行動等により、国内では厳しい見方をされることも多いスターリング。それでも、彼の実力は折り紙付き。今やリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドといった世界トップ選手たちの領域に、片足を踏み入れている。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
ラヒーム・スターリング/Raheem Sterling
1994年12月8日生まれ 170cm・69kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2011-12 | リヴァプール | 3試合・0得点 |
2012-13 | リヴァプール | 24試合・2得点 |
2013-14 | リヴァプール | 33試合・9得点 |
2014-15 | リヴァプール | 35試合・7得点 |
2015-16 | リヴァプール | 31試合・6得点 |
2016-17 | マンチェスター・シティ | 33試合・7得点 |
2017-18 | マンチェスター・シティ | 33試合・18得点 |
2018-19 | マンチェスター・シティ | 34試合・17得点 |
2019-20 | マンチェスター・シティ | 33試合・20得点 |
2020-21 | マンチェスター・シティ | 19試合・7得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月5日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。