レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、FWヴィニシウス・ジュニオールが本格的ブレイクを果たした理由について語っている。
レアル・マドリード加入から4シーズン目で、ブラジル人FWはついに覚醒した。その驚異的なドリブル能力に加え、課題とされていたシュートやラストパスなどフィニッシュワークの精度を高めて、今季26試合で12得点10アシストを記録。今やFWカリム・ベンゼマとともにチームの攻撃を支える二本柱である。
アンチェロッティ監督はスペイン『アス』とのインタビューで、なぜヴィニシウスのパフォーマンスが一気に向上したのかを説明。ジネディーヌ・ジダン前監督のアシスタントコーチ、ダビド・ベットーニ氏は先に「ヴィニシウスはプレーリズムを変えてやらなくてはいけなかった」と語っていたが、それに関係するような発言をしている。
「ヴィニシウスは前と比べて性急なプレーをしなくなった。各プレーの重要な瞬間に一呼吸を入れるようになったんだ。ヴィニは、難しいことをやってのけるくせに、簡単なことで失敗していた。しかし今は、簡単なプレーに然るべき時間をかけるようになり、そのためにうまくいくようになったんだよ」
「とはいえ、最も大切なのは彼がいつも難しいプレーに挑戦していて、それがうまくいくことだ」
アンチェロッティ監督はまた、ヴィニシウスがさらなる成長を果たすことに期待を寄せた。
「ヴィニシウスには強烈なスピードとタレントがある。あんなドリブル突破、1対1で抜け出せる力を持った選手は、いまだかつて見たことがない。だが、まだ向上の余地は存在している。例えば、ボールを持っていないときのプレーや、スペースを突くプレー、あとシュートなどで、まだまだ成長できるはずだ」
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