試合の概要
残り3節となり、白熱の優勝争いが繰り広げられている今季のラ・リーガ。今節、首位のレアル・マドリードは、9位のグラナダとアウェーで対戦する。
グラナダ（9位 勝点50 ｜ 14勝8分13敗 ｜ 45得点42失点）
昇格組のグラナダは既に最低目標の残留を決めており、充実のシーズンを過ごしている。前節はレアル・ソシエダを相手に、アントニオ・プエルタス、ロベルト・ソルダードのゴールで先制するも、後半の2失点で同点に。それでも、88分にドミンゴス・ドゥアルテが見事なヘディングシュートで決勝弾を挙げて競り勝った。
勝ち点50まで積み上げているチームは、6位のヘタフェと3ポイント差。ヨーロッパリーグ（EL）出場権圏内でフィニッシュする可能性も残す状況だ。ここ3試合はすべて複数得点で2勝1分けと攻撃陣が好調。引き続き積極策で首位チームに一泡吹かせたい。
注目選手：ロベルト・ソルダード
35歳となった元スペイン代表のストライカーに期待がかかる。昨年夏にフリーでグラナダ入りしたベテランは、シーズン中盤までゴールが欠乏していたが、中断期間でコンディションを整えると、再開後に4ゴールと躍動。とりわけ直近のリーグ4試合では3ゴールをマークしており、自身がユース時代を過ごした古巣との一戦でも注目だ。
予想スタメン（5-4-1）
- GK：R・シウヴァ
- DF：フルキエ、バジェホ、ヘルマン、D・ドゥアルテ、ネバ
- MF：プエルタス、Y・エレーラ、ヤン・エテキ、C・フェルナンデス
- FW：ソルダード
レアル・マドリード（1位 勝点80 ｜ 24勝8分3敗 ｜ 64得点21失点）
首位を走るレアル・マドリードは前節、ホームでアラベスと対戦した。出場停止のセルヒオ・ラモスとダニエル・カルバハル、負傷のマルセロを欠く状況で守備が不安視されたものの、カリム・ベンゼマのPKで先行すると、後半にはマルコ・アセンシオが加点。ピンチもあったが無失点で試合を終え、これでラ・リーガ再開後8連勝を達成した。
2位バルセロナに4ポイント差をつけたレアル・マドリード。だが、今節は先にライバルのバルセロナがバジャドリードに勝利したため、勝ち点差は1ポイントに。そのため、3シーズンぶりのラ・リーガ制覇に向けて、勝利必須のグラナダ戦となる。
左足の内転筋を負傷したマルセロが残りのラ・リーガを欠場することが濃厚となった中、主将セルヒオ・ラモスとカルバハルの復帰は後押しに。「ここから先、何が起こるか誰にもわからない。連戦の影響で時間がなく、とにかく休養が大事」と語るジネディーヌ・ジダン監督はうまくローテーションしてマネジメントしているものの、最近1カ月での9試合目ということもあり、やはり疲労面は懸念。内容より結果が大事な一戦で9連勝なるか。
注目選手：ティボー・クルトワ
2018年の夏にチェルシーからレアル・マドリード入りしたクルトワもラ・リーガの水に慣れ、アラベス戦では5試合連続のクリーンシートを達成。クルトワ自身も457分にわたって無失点を記録している。この試合もフル出場してクリーンシートで終えることができれば、自身が保持するリーガ無失点記録（535分）も更新されることに。ジダン監督も「信じがたいほど素晴らしいGK」と称賛するクルトワに注目だ。
予想スタメン（4-3-3）
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2020年7月14日（火）日本時間05:00
- 解説：戸田和幸 実況：桑原学
- 会場：エスタディオ・ヌエボ・アルカンヘル
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