バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、ボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランドを今夏の移籍市場で獲得すべく、できる限りの手段を講じる覚悟のようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
レアル・マドリードをはじめとして欧州の多くのビッグクラブが狙うハーランド。財政難のバルセロナにとって獲得は難しいハードルのように思えるが、『マルカ』曰くラポルタ会長の考えは異なるようだ。同会長は自チームの人件費を削減した後に、ハーランド、ドルトムント、代理人ミノ・ライオラ氏に支払うだけの資金を手にできることを確信している模様。そして公の場でこそハーランドについて話をしないものの、クラブ内では「私は次の夏にハーランドを獲得する」と触れ回っているようだ。
またラポルタ会長はここ数カ月間、ライオラ氏と話し合いを重ねながら、ハーランドに対して魅力的なスポーツ面のプロジェクトを提示している様子。曰く、ハーランドはプロジェクトの中心に据えられるバルセロナ最大のスター選手となり、彼を軸にしてチーム構築が行われるという。これから徐々に財政状況を回復していく予定のバルセロナは、ハーランドの助けとなるビッグネームを将来的に獲得する考えもあり、クラブの強化部門は2年先を見据えながら仕事に取り組んでいるとのことだ。
『マルカ』はハーランドがバルセロナに移籍する利点として商業的な旨味を挙げている。その理由は、バルセロナ最大のスター選手となれば、それだけで広告関連の収入が増大するため。同メディアは加えて、ハーランドがレアル・マドリーに移籍するとしても、FWカリム・ベンゼマ、FWヴィニシウス・ジュニオール、そして今夏に加入濃厚のFWキリアン・エンバペがいるために、バルセロナでのように一人だけスポットライトを浴びる状況にはならないことも指摘している。
『マルカ』によれば、ラポルタ会長は上記の論証によって、もしハーランドが「カンプ・ノウに来ないとしても、少なくとも永遠のライバルに移籍しないよう尽くす」考えとのことだ。なおスペイン2強が奪い合うようにしているノルウェー代表FWに対しては、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンらの興味も噂されている。
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