試合の概要
先に今節を終えた首位バルセロナを暫定勝ち点差5で追う2位レアル・マドリード。ラ・リーガ前半戦では1-1で引き分けたバレンシアとのホームマッチで、今度は勝ち点3を奪い切ることができるのだろうか。
レアル・マドリード（1部2位 | 勝ち点59 | 17勝8分け3敗 | 52得点20失点）
注目の再開初戦、前節のエイバル戦を3-1で制したレアル・マドリードだが、試合内容は前後半で大きく異なった。長期間試合を戦っていなかったとは思えないほどのテンションで入った序盤はエイバルを圧倒し、前半だけで3得点を奪取。一方、後半にはややトーンダウンして60分には失点、その後も攻め込まれるシーンが増えた。
試合終了後にはジネディーヌ・ジダン監督が選手たちを叱責したとも現地紙は報道。実際に同監督は「後半に少し気を緩めてしまった」とコメントしており、バレンシア戦では勝利だけでなく90分間集中し続けることも求められる。
注目選手：ルカ・モドリッチ
世代最高のミッドフィルダーの1人という評価は揺るがないものの、今シーズン序盤には調子を落とし気味だったモドリッチ。34歳という年齢もあり、中断明け初戦でもコンディションの悪化が懸念されたが、攻守にわたって躍動して2018年にバロンドールを受賞した事実を思い出させた。この選手が今節も同様のパフォーマンスが発揮するのならば、バレンシアが中盤で主導権を握ることは極めて困難になるだろう。
予想スタメン（4-3-3）
バレンシア（1部8位 | 勝ち点43 | 11勝10分け7敗 | 39得点40失点）
ラ・リーガ前半の対戦ではホームにレアル・マドリードを迎え、勝利まであと一歩に迫った。現在まで今シーズン無敗を維持するエスタディオ・デ・メスタージャでソリッドな守備を維持し、78分にカルロス・ソレールが先制点をマーク。しかし、終了の笛が鳴る直前の後半AT、95分にカリム・ベンゼマに執念の同点弾を叩き込まれて白星を逃している。
とはいえ、今シーズンは上位に上がり切れていないもののバルセロナに1勝1敗、アトレティコ・マドリードに2分けと優勝が目標であるクラブと対等に渡り合ってきた。相手が強大であればあるほど効果的な高速カウンターを携え、今節も強敵撃破を目論む。
注目選手：ロドリゴ
バレンシアの注目選手は今シーズンのリーグ戦22試合で3得点と不本意な成績となっているロドリゴだ。とはいえ一方ではアシスト数を「9」に伸ばしており、ポストプレーやラストパスを供給できる器用さが如実に表れている。最前線でロドリゴがラファエル・ヴァランやカゼミーロ、セルヒオ・ラモスのプレッシャーをどれだけ引き付けることができるか。この選手がボールを収めることができれば、バレンシアの選択肢は大きく広がる。
予想スタメン（4-4-2）
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2020年6月19日（金）日本時間5:00
- 解説：小澤一郎 実況：原大悟
- 会場：アルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアム
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