ここ数年で、 アトレティコ・マドリード の主力選手へと成長したスペイン代表MFサウール。今季は最終ラインでもプレーする“ゴラッソ製造機”のゴール&アシスト集を動画とともに紹介していく。
アトレティコユースのサウールは、2014-15シーズンからトップチームに定着。大きなケガもなく、毎試合公式戦30試合以上に出場している。すでに中盤のゲームメイカーとして欠かせない存在となっており、近年はディエゴ・シメオネ監督の下で守備も改善。単なるテクニシャンとしてだけではなく、攻守で戦える選手に成長した。
今シーズンはここまで全公式戦で37試合に出場し、4ゴールを記録。さらに、チームの厳しい台所事情も相まって左サイドバックとしてもピッチに立つなど、選手としての幅を広げている。
現在、25歳のサウールは『トランスファーマルクト』の算出する市場価値では7200万ユーロ(約85億円)となっており、移籍市場でも動向に注目が集まりそうだ。
プレースタイルは?
サウールのプレースタイルは一言で言えば、左利きのテクニシャンだ。左足でパス、ドリブル、シュートまで高次元でこなす。中でも、左足でのシュートはまさに“ゴラッソ製造機”。シーズンを通しての得点こそ多くないものの、高確率で毎年年間ベストゴール候補に残るゴールを記録している。
スペイン人らしい高いパス精度、突破力を持ちつつ、フィジカル的な力強さも兼ね備えている。シメオネ監督の下で守備も仕込まれ、センターラインの突破も安易に許すことはない。184センチと決して高くはないが、ヘディングシュートで相手ゴールを脅かすことも多く、MFとして完成された選手に成長しつつある。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
サウール/SAUL Niguez
1994年11月21日生まれ 184cm・70kg 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2011-12 | アトレティコ・マドリード | 0試合・0得点 |
2012-13 | アトレティコ・マドリード | 0試合・0得点 |
2013-14 | アトレティコ・マドリード | 34試合・2得点 |
2014-15 | アトレティコ・マドリード | 32試合・4得点 |
2015-16 | アトレティコ・マドリード | 31試合・4得点 |
2016-17 | アトレティコ・マドリード | 33試合・4得点 |
2017-18 | アトレティコ・マドリード | 36試合・2得点 |
2018-19 | アトレティコ・マドリード | 33試合・4得点 |
2019-20 | アトレティコ・マドリード | 35試合・6得点 |
2020-21 | アトレティコ・マドリード | 17試合・2得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月16日現在)
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