ジュニオル・フィリポはドミニカ共和国出身で、6歳のときにスペインへと移住した。2014年にベティスの下部組織に加わると、順調に高みへと上り詰めていく。
2018年2月には、デポルティボ戦でトップチームデビューを果たす。そのシーズン中にスタメンに定着すると、リーグ戦14試合に出場した。翌シーズンは24試合に出場し、3ゴールを挙げる活躍を見せている。
こうした活躍が認められ、2019年夏には、移籍金2500万ユーロ(約31億2500万円)+500万ユーロ(6億2500万円)のインセンティブでバルセロナと5年契約を締結。あっという間にビッグクラブ挑戦を決めた。
序盤は層の厚さ、特殊なプレースタイルへの適応に苦しみ、なかなかチャンスを得られなかったが、ベティス時代の恩師キケ・セティエン監督の就任もあり、出場機会を増やしていく。2019-20シーズンはリーグ戦17試合に出場した。
スペイン代表としてはU-21でプレーしており、2019年には欧州選手権で優勝を経験した。
プレースタイル
高い身体能力と攻撃性能の高さが魅力で、バルセロナの攻撃的なスタイルにフィットしたサイドバックだ。ゴールに絡む能力は高く、バルサのスタイルに慣れていけば、今後はジョルディ・アルバの後継者としてチャンスも増えていくだろう。
パワーやスピード、空中戦の強さなどもサイドバックとしては非常に高い水準で備えており、現代のDFに必要な能力をすべて持っている。
また、キケ・セティエン監督が以前も語った通り、課題を克服する力も魅力のひとつ。まだポゼッションに慣れないシーンも見られるが、今後は改善されていくはずだ。
動画:プレー集
エピソード
少年時代からサッカーを始め、きっかけは父親であった。だが、当初は無理やり勧められ、嫌々やっていたという。
プロフィール・経歴
エクトル・ジュニオル・フィルポ・アダメス/Héctor Junior Firpo Adamés
1996年8月22日生まれ 186cm・73kg 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014-15 | ベティスⅡ | 2試合・0得点 |
2015-16 | ベティスⅡ | 30試合・1得点 |
2017-18 | ベティスⅡ | 13試合・1得点 |
2017-18 | ベティス | 14試合・2得点 |
2018-19 | ベティス | 24試合・3得点 |
2019-20 | バルセロナ | 17試合・1得点 |
2020-21 | バルセロナ | 4試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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