母国のヴィートコヴィツェでキャリアをスタートさせたGKトマーシュ・ヴァツリークは、スパルタ・プラハなどの国内クラブを渡り歩いて2014年にスイスのバーゼルに移籍。スイス代表GKヤン・ゾンマー(現ボルシアMG)の後釜に収まり、リーグ3連覇に貢献した。
セビージャには2018年夏に加わり、初年度から正守護神の座を奪取。また、2019-20シーズンは中断前の時点でラ・リーガ26試合で27失点、10クリーンシートという成績を収め、首位バルセロナ、2位レアル・マドリーに続き3位につけるチームの好調を支えている。
ヴァツリークはチェコ代表としても各年代に招集。フル代表においてもレジェンドのペトル・チェフ氏が代表を引退した2016年から出場機会を増加させ、正守護神の座を確保しようとしている。
プレースタイル
セービングに優れるヴァツリークは、特にレアル・マドリー戦やバルセロナ戦、ベティスとのセビージャ・ダービーなどビッグマッチで力を発揮。スーパーセーブを度々繰り出す一方でやや安定感に欠ける試合も散見されるが、ここ一番では並外れた集中力を見せ、頼りになる守護神として最後尾に控えている。
ハイボールの処理もお手の物で、評価急上昇中のDFジエゴ・カルロスらと連携して相手にゴール前に飛び込ませない。また試合中の落ち着きもかなりのものがあり、最後まで相手ストライカーの動きを見ることで一対一などの絶体絶命のピンチを何度もしのいできた。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール
トマーシュ・ヴァツリーク/Tomas Vaclik
1989年3月29日生まれ 188㎝・84kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2008-09 | ヴィートコヴィツェ | 14試合・0得点 |
2009-10 | ヴィートコヴィツェ | 19試合・0得点 |
2010ー11 | ヴィクトリア・ジシュコフ | 24試合・0得点 |
2011-12 | ヴィクトリア・ジシュコフ | 27試合・0得点 |
2012-13 | スパルタ・プラハ | 30試合・0得点 |
2013-14 | スパルタ・プラハ | 30試合・0得点 |
2014-15 | バーゼル | 32試合・0得点 |
2015-16 | バーゼル | 30試合・0得点 |
2016-17 | バーゼル | 34試合・0得点 |
2017-18 | バーゼル | 36試合・0得点 |
2018-19 | セビージャ | 33試合・0得点 |
2019-20 | セビージャ | 33試合・0得点 |
2020-21 | セビージャ | 3試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月16日現在)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。