9歳の頃からマンチェスター・シティの育成組織に在籍したキーラン・トリッピアーは2008年にプロ契約を交わしたが、同クラブで居場所を確保することができず。2011年夏には、2010年2月からレンタルで加わっていたバーンリーに完全移籍する。
それでも、バーンリーで頭角を現して2015年夏にトッテナムに完全移籍。当初は控えだったものの2016-17シーズンの後半ごろからポジションを奪取し、2017年6月にはイングランド代表でもデビューを果たす。そして、2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)では主力として度々プレースキックも担当し、準決勝のクロアチア代表戦で直接FKを記録。その試合には敗れたものの、母国のベスト4進出に大きく貢献した。
2019年夏には、クラブや当時のマウリシオ・ポチェッティーノ監督との関係悪化が噂され、アトレティコ・マドリードに完全移籍。自身初の海外移籍でも初年度からポジションを奪取し、活躍を続けている。
プレースタイル
右サイドバックやウイングバックを本職とするトリッピアーの魅力は、何と言っても卓越した右足のキック精度だ。代表の先輩でもあるデイヴィッド・ベッカム氏を彷彿とさせるほど鋭いカーブをかけたアーリークロスで、トップスピードで駆け上がりながら多くのチャンスを演出する。
また、キックだけでなく足元のテクニックにも優れ、ビルドアップ面でも貢献が可能。守備力こそトップクラスではないものの、90分間を走り抜けるスタミナでオーバーラップを繰り返し、結果的に相手を押し込むのに一役買うことができる。
プロフィール・経歴
キーラン・トリッピアー/Kieran Trippier
1990年9月19日生まれ 173cm・71kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2008-09 | マンチェスター・シティ | 0試合・0得点 |
2009-10 | マンチェスター・シティ | 0試合・0得点 |
2009-10 | バーンリー | 3試合・0得点 |
2010-11 | バーンリー | 39試合・2得点 |
2011-12 | バーンリー | 46試合・3得点 |
2012-13 | バーンリー | 45試合・0得点 |
2013-14 | バーンリー | 41試合・1得点 |
2014-15 | バーンリー | 38試合・0得点 |
2015-16 | トッテナム | 6試合・1得点 |
2016-17 | トッテナム | 12試合・0得点 |
2017-18 | トッテナム | 24試合・0得点 |
2018-19 | トッテナム | 27試合・1得点 |
2019-20 | アトレティコ・マドリード | 25試合・0得点 |
2020-21 | アトレティコ・マドリード | 14試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月15日現在)
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