ヴィレムⅡの下部組織出身として、史上最高のタレントとして2015年5月にトップチームデビュー。すると、すぐにビッグクラブが注視し、2015年夏にアヤックスが引き抜きに成功した。当初、加入は2016-17シーズンからだったが、ヴィレムⅡで干されたため、レンタルバックという形でアヤックスのセカンドチームに加わった。。
トップチームに昇格したのは2017-18シーズンから。本職は中盤でありながら、ポジションを下げたリベロとして起用されるようになり、頭角を現した。さらに躍進のシーズンとなったのが2018-19シーズン。リーグ戦31試合に出場し、3ゴールをマーク。チャンピオンズリーグでもベスト4に進む快進撃の原動力となり、一躍欧州に名を知らしめることとなった。
そして、2019年1月には、2019-20シーズンからのバルセロナ加入が決定。移籍金は最大8600万ユーロ(約110億円)となった。エールディビジの選手としては史上最高額での移籍となった。バルセロナ加入1年目からレギュラーとして活躍。激しい競争の中でも自身の持ち味を発揮しながら、定位置を獲得し、リーグ戦2ゴールも挙げている。
2018年からオランダ代表でプレーしており、若きチームの主軸に。2018-19シーズンのUEFAネーションズリーグでは準優勝に貢献した。
プレースタイル
6番、8番タイプとしてプレーできるデ・ヨング。安定したパス回しでチームにリズムをもたらす働きはもちろん、スピードもあり、自らドリブルで持ち運び、陣地を回復するプレーを一人でこなすこともできる。
特筆すべきはターンの技術。ワンタッチで背後にいるマーカーを外してするりと抜けていく技術は、 アンドレス・イニエスタ などとも比較される。ラストパスの精度も高く、ゴール前においても脅威の存在となる。
キャリアを通して得点はあまり多くなく、本人も「フィニッシュの局面での貢献」を改善点に挙げている。
動画:プレー集
エピソード
華奢な身体に見えるが、バルセロナ加入後に行ったフィジカルテストで驚愕の数値を記録。回復力やスタミナなどは陸上選手並ということが明らかとなった。
アヤックスへの愛、思いが強く、バルセロナ移籍1年目となった2019-20シーズンは、他会場でアヤックスがチャンピオンズリーグのグループステージ敗退が決まったことを知り、ピッチ上で複雑な表情を見せた。
プロフィール・経歴
フレンキー・デ・ヨング/Frenkie de Jong
1997年5月12日生まれ 180cm・74kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014-15 | ヴィレム | 1試合・0得点 |
2015-16 | ヴィレムⅡ | 1試合・0得点 |
2016-17 | アヤックス | 4試合・1得点 |
2017-18 | アヤックス | 22試合・0得点 |
2018-19 | アヤックス | 31試合・4得点 |
2019-20 | バルセロナ | 29試合・2得点 |
2020-21 | バルセロナ | 21試合・3得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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