チーム情報
数少ないソシオ制を維持するクラブの一つであるオサスナは、1920年に創設。バスク地方でも深い歴史を持つクラブの一つであり、近年ではハビ・マルティネスやセサル・アスピリクエタらを輩出してきた。昨季はラ・リーガを10位でフィニッシュしており、一桁順位とはいかなかったものの安定して中位に名を連ねている。
今夏には主力の流出もなく、アトレティコ・マドリードから昨季もレンタル加入して頭角を現した若手左SBのマヌ・サンチェスも残留。モイ・ゴメスという実力派ドリブラーを完全移籍で獲得することにも成功した。
指揮官も引き続き2018-19シーズンの2部時代から率いて昇格に導いたハゴバ・アラサテ監督。時折リーグ戦やカップ戦でメガクラブをも苦しめるハードワーク路線は継続される見込みであり、そこに新戦力の特色や若手の成長がかみ合うことで、一桁順位も狙うことができそうだ。
注目選手：アンテ・ブディミル
(C)Getty images
既にベテランながらオサスナと2025年までの契約を結んでいるブディミルは、クラブにとって理想的な1トップだ。190cmの長身でポストワークを得意としているうえ、昨季はラ・リーガ28試合8ゴールと得点力も示した。それだけでなく、ハードワークが不可欠となるオサスナにとって、キープに優れた選手が前線に鎮座していることで安定性が生まれ、大きなアドバンテージとなる。反対に、この選手が不調な時のオプションを用意できるかどうかも重要な課題だろう。
ホームスタジアム
エスタディオ・エル・サダール（18,375人収容）
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