チーム情報
バルセロナ、レアル・マドリードとともにリーグで一度も2部降格を経験したことがない名門中の名門であるアトレティック・クルブは、昨季の8位でフィニッシュ。3シーズンぶりに一桁順位で終えることができた。とはいえ、2年連続で準優勝していたコパ・デル・レイはベスト4で敗退し、3度目の正直とはいっていない。
タイトル奪取への意欲に燃えるクラブは、2022年夏にエルネスト・バルベルデ監督を招へい。同指揮官は2003年夏から2005年夏、2013年夏から2017年夏にかけても政権を築いており、3度目の登板となっている。特に第2期政権ではUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の出場権も獲得したうえ、30年ぶりとなったタイトルももたらしており、期待値は高い。
とはいえ、昨季から見えているアトレティックの課題は得点力にあり、バルベルデ監督は守備構築を得意とする指揮官。前回政権時には卓越した戦術眼とパス精度を誇るベニャト・エチェバリア(既に引退)という“飛び道具”が得点の大部分に関与していた。バスク人によるチーム構築を続けているうえ、会長選が行われた影響も強いと見られるが、補強に関しても大きな動きはなく、1点を争う試合が多くなることが予想される。
注目選手:イニャキ・ウィリアムス
(C)Getty images
16歳で下部組織に入団してからアトレティック・クルブに忠誠を誓うI・ウィリアムスは、昨季リーグ38試合で8ゴール6アシストを記録したが、それがチームトップの数字。エースとしてより上位に導くためにはさらなる爆発力を示す必要があるが、並外れたスプリント力はスペースの与えられ方次第でより輝く可能性があり、バルベルデ監督が構築するチームで期待も膨らむ。
ホームスタジアム
サン・マメス(53,289人収容)
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