レアル・マドリードは4日、FWカリム・ベンゼマが2022-23シーズン限りで退団することを発表した。
ベンゼマは2009年夏に21歳でリヨンからレアル・マドリードに完全移籍。当初こそゴンサロ・イグアインなどとのハイレベルなポジション争いに晒されたものの、2011-12シーズン頃から絶対的な存在としての地位を確立した。
そして、レアル・マドリードではこれまでUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)5回、ラ・リーガ4回などクラブ史上最多となる計25ものタイトルを獲得。個人としては2022年のバロンドールにも輝いた。
35歳となった22-23シーズンも、ラ・リーガ最終節のみを残して公式戦42試合で30ゴール6アシストをマーク。通算では公式戦647試合353ゴール165アシストを記録し、出場数はクラブ歴代5位、得点数は2位と偉大な成績を収めている。
退団するベンゼマに対し、レアル・マドリードはクラブ公式サイトを通じて以下のように感謝を伝えた。
「レアル・マドリードでのカリム・ベンゼマ選手の軌跡は振る舞いとプロ意識において模範の一つであり、我らのクラブの価値観を具現化するものであり続けました。カリム・ベンゼマ選手は自身の将来を決める権利を勝ち取りました。マドリディスタと世界のあらゆるファンは、我々のクラブの伝説また世界サッカー界の偉大なレジェンドの一つとなったその魅惑的で唯一のサッカーを楽しみました。レアル・マドリードは現在、そしてこれからも彼の家であり続け、彼とご家族に対し人生の新たらしい時代での最善を願っています」
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