アトレティコ・デ・マドリードは6日、昨季までボルシア・ドルトムントに所属していたベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル(33)の獲得を発表した。
アトレティコはメジャー・リーグ・サッカーのヒューストン・ダイナモに移籍したMFエクトル・エレーラの後釜を求めてヴィツェルに目をつけた。これまでにスタンダール・リエージュ、ベンフィカ、ゼニト、天津天海、ドルトムントに所属し、通算出場数が600試合に達するベテランMFはラ・リーガ挑戦に前向きで、スペイン首都のクラブと1年契約を結んでいる。
ヴィツェルはボランチを本職としつつ、インサイドハーフ、アンカー、さらにはセンターバックでもプレー可能とそのポリバレント性も売りとする。ただし2021年1月にアキレス腱断裂の重傷を負ってから、そのプレーのダイナミズムは若干失われている。
アトレティコはヴィツェルの加入によって、時折守備的ポジションでプレーすることを強いられていたMFコケ、MFロドリゴ・デ・ポール、MFマルコス・ジョレンテの攻撃的長所をより輝かせることが可能に。ベルギー代表MFはMFジョフレイ・コンドグビアとポジションを争うほか、2ボランチで共闘することにもなりそうだ。
加えて、ヴィツェルは類い稀なるリーダーシップや協調性の持ち主としても知られ、チームの精神面に対してもポジティブに働きかけることが期待される。ドルトムントでヴィツェルととともにプレーした現アンデルレヒトDFセルヒオ・ゴメスは「彼は僕が精神的に強くあるよう、大きな助けになってくれた。いつも気にかけてくれてね」と語り、またベンフィカとゼニトでチームメートだったMFハビ・ガルシア(昨季限りで引退)は「彼は誰とでも仲良くなれる。ロシア人ともポルトガル人とも……。絶対的に気が合う人間なんだよ」と話している。
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