バルセロナは今夏の移籍市場で、辛い選手売却を強いられるのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。
昨夏の移籍市場ではテレビ放映権収入の権利売却など、いわゆる資産売却の“財政レバー”によって大型補強を実現し、ラ・リーガのサラリーキャップ制度もひとまずクリアしたバルセロナ。しかしながらラ・リーガはバルセロナが行ったような資産売却が各クラブの存続を危険に晒すものとみなして、これからは事業の5%以下の資産売却しか補強や人件費に回せないことを決定している。
『マルカ』によれば、“財政レバー”を封じられたバルセロナは、たとえDFジョルディ・アルバの減俸やMFセルヒオ・ブスケツの大幅減俸による契約年長を行ってもラ・リーガのサラリーキャップをクリアすることはできず、主力選手たちの売却を強いられる可能性が高いという。
『マルカ』曰く、バルセロナが何としてでも手元に残したい“アンタッチャブル”な選手はGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、DFジュール・クンデ、DFロナルド・アラウホ、MFガビ、MFペドリ、FWロベルト・レヴァンドフスキ、「少し疑いもあるが」FWウスマン・デンベレ。そして売却の可能性があるのは、それ以外の主力選手たちであるという。
バルセロナの“本当は望まない売却候補”になるのは、今季ブレイクを果たしながらも契約延長が進んでいないDFアレックス・バルデ、昨夏フリーで獲得したために売却すれば利益が出るDFアンドレアス・クリステンセン、チームの根幹的な選手ながらも市場の人気銘柄であり続けているMFフレンキー・デ・ヨング、同じく高額での売却が見込めるFWハフィーニャ、調子が上がらず出場機会が減少しているFWアンス・ファティ、5500万ユーロで獲得しながら期待をやや下回るFWフェラン・トーレス、同じく期待に応えられず出場機会が減っているDFエリック・ガルシアとのことだ。
今季、独走でラ・リーガ優勝を果たしそうなバルセロナだが、欧州カップ戦でも来季を得ることが求められる来季も強力な陣容を維持することはできるのだろうか。
関連記事
●サウジからの興味も…モドリッチ「すでに100回は繰り返した。僕の希望はレアル・マドリード残留」
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。