アトレティコ・デ・マドリード退団を希望しているとされるFWジョアン・フェリックスだが、同選手の代理人ジョルジュ・メンデス氏は完全移籍ではなくレンタル移籍によって同クラブを出ていく可能性を模索し始めたようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
メンデス氏はJ・フェリックスを完全移籍させることを目指していたとされるが、現在獲得のポールポジションに立っているというマンチェスター・ユナイテッド、またアーセナルと行っているやり取りの中で、レンタル移籍の方が適切であると考えを改め始めた模様。J・フェリックスがこの冬にレンタルによってアトレティコ以外のクラブでプレーし、そこで活躍することにより夏の移籍市場で巨額の移籍金を発生させる、という目算のようだ。
ただし、アトレティコは完全移籍以外には難色を示しているという。財政的にも厳しい状況に陥っている同クラブは、2019年にベンフィカに支払ったJ・フェリックスの移籍金1億2700万ユーロ(クラブ史上最高額)に近い額の獲得オファーが届くのを待っている様子。史上最高額の選手の売却について、レンタル移籍などの「あやまった一歩」を踏みたくないと考えているとのことだ。
アトレティコは自クラブ、選手、移籍先のクラブと三者が満足できるオファーが届かない限りは、J・フェリックスや同じように退団の可能性があるMFヤニック・カラスコ、DFマリオ・エルモーソ、DFフェリペ・アウグストを手放さず、現陣容を維持していく考えとみられる。
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