元ブラジル代表FWロナウド氏が、バルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキを称賛している。
29日のラ・リーガ第12節、敵地メスタージャでのバレンシア戦で、後半アディショナルタイム3分に1-0とする決勝点を決めたレヴァンドフスキ。FWハフィーニャの浮き球のパスに反応し、前方に跳び上がりながら右足アウトサイドで巧みにボールに合わせたその姿は、一時代を象徴するストライカーの迫力を備えていた。
レヴァンドフスキはこのゴールで今季ラ・リーガ得点数を12試合13得点としたが、ラ・リーガに初めて挑戦する選手の記録としては歴代最高ペースだ。ラ・リーガ挑戦1シーズン目の歴代得点記録を保持するのはロナウド氏で、ポーランド代表FW同様バルセロナに加入した1996-97シーズンに34得点を記録。しかしながら第12節までには12得点の記録にとどまり、今季のレヴァンドフスキは現バジャドリー会長のペースを1得点上回っている。
1990年台後半から2000年台を象徴するストライカーだったロナウド氏は、自身の“後輩”にあたるレヴァンドフスキのストライカーとしての力量を絶賛する。『DAZN』とのインタビューで、次のように語った。
「彼のことが、チームを助ける姿勢が大好きだ。ゴールだけでなく、その動きも素晴らしい。スペースの空け方、チームメートのサポートの仕方とね。そして決め切る力……決定力は本当に見事なものだよ」
まるで倍速の映像でも見ているかのような驚異的なドリブルからゴールを決めていったロナウド氏は、レヴァンドフスキが自身とはタイプが異なる“怪物”とも説いている。
「おそらく、彼はほかのストライカーよりも動きが遅いように見えるかもしれない。しかし彼は決定力の精度を高めるために、自分の時間、というものを持っているんだ。ただボールを求めてフィニッシュを急ぐのではなく、ポジショニングとタイミングにこだわっている。そのためにシュートを決める確率が非常に高いんだ」
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