バルセロナは3日、オスカル・ミンゲサ(23)のセルタ移籍を正式に発表した。
バルセロナとセルタは7月30日の時点でミンゲサの移籍についてすでに基本合意に至っていたが、3日に正式決定したことが発表された。ミンゲサとセルタの契約期間は2026年まで。そしてバルセロナは買い戻しオプションを保有しているほか、セルタが将来的に同選手を売却する場合には移籍金も50%を手にする権利も有する。
ミンゲサはバルセロナ下部組織出身で、2020年11月にトップチームデビュー。2020-21シーズン、ロナルド・クーマン監督が率いていたチームでは公式戦39試合に出場したものの、チャビ・エルナンデス監督がシーズン途中から率いた昨季は徐々に出番を失っていった。
チャビ監督は昨季終了のタイミングでミンゲサに戦力外を通告したが、スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば同選手は出場機会が不足していたことなどを嘆くことなく、反対に「期待されたレベルになくて、ごめん」「プレーを教えてくれてありがとう」との言葉を口にして、チャビ監督を感動させたと言われている。
ミンゲサはセルタ移籍の正式決定に際して、バルセロナ関係者やクレ(バルセロナのサポーターたちに)に対して次のようなメッセージを伝えている。
「15年間の歳月を経て、僕を育んでくれた、自分という人間をつくり上げてくれたクラブと別れることになった。監督たち、選手たち、フィシオたち、下部組織の教育係たちと、あらゆる人たちに感謝をしている。クーマンは世界最高の選手たちとプレーするという僕の夢を叶えるチャンスを与えてくれたし、皆が僕の力になってくれたね。僕はとても幸せだったし、これからだってずっと感謝をし続ける。ありがとう、クレたち!」
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