レアル・ソシエダは1日、アルメリアからナイジェリア代表FWウマル・サディクを獲得したことを発表した。
7000万ユーロという破格の移籍金でニューカッスルにFWアレクサンデル・イサクを売却したソシエダ。その後RBライプツィヒからFWアレクサンデル・セルロートを再びレンタルで引き入れた同クラブは、さらにサディクまで獲得している。ソシエダのジョキン・アペリバイ会長は、同日に行われたサディクの入団発表で、アルメリアに支払う額を詳細に説明した。
「固定は2000万ユーロで分割で支払い、それと一連の出来高がある。私たちの欧州カップ戦参加、選手のラ・リーガ出場の度合いにより200万ユーロ。ヨーロッパリーグかチャンピオンズ出場で額は異なる。それとラ・レアルがラ・リーガに優勝すれば100万ユーロ、サディクがゴールデンシュー(欧州得点王)になれば75万ユーロ、チャンピオズリーグ準決勝に進出すれば75万ユーロ、サディクがラ・リーガ得点王になれば75万ユーロ……。私はラ・リーガで優勝を果たし、チャンピオンズで準決勝に進出し、彼が得点王になることを願ってやまない」
出来高の内容がソシエダの本来の目標から考えると、あまりにハードルが高いようにも思えるが、アペリバイ会長はそうした見解に対して次のように返答している。
「ラ・レアルはすでにラ・リーガ優勝の経験がある。一番最初こそ最も難しく、そこはもうクリアしているんだ。ラ・レアルのそうした可能性を考慮しての出来高は素晴らしいし、いつの日かそうなってくれればいい」
アペリバイ会長はまた、昨季終了時点でサディク獲得を考えていたことを明かしている。
「昨季が終了したとき、私たちは市場で何が起こり得るかを予測していたんだ。イサクの移籍が実際に起こると分かったとき、6月の段階で話していた1〜2人のFW獲得を実現に移すことにした。というのも、私たちの前線はバレネチェア、カリカブル、久保、チョーと将来を見据えた若い選手たちしかおらず、またカルロス・フェルナンデスとオヤルサバルは負傷している。私たちは6月の段階で、もしイサクが去るならばセルロートとサディクを獲ろうと話していたんだよ」
サディクは今季ラ・リーガ第3節までで、衝撃的な存在として扱われるストライカー。192センチという長身でポストプレーをこなすほか、高さだけでなくスピードも凄まじく、フィニッシュ&アシストの両方で輝く。昨季はラ・リーガ2部で18ゴール9アシストを記録し、今季初挑戦となる1部でも、すでに2得点を決めている。
なおソシエダがアルメリアに支払うことが確定している2000万ユーロの移籍金は、MFアシエル・イジャラメンディ(1700万ユーロ)、FWカルロス・ベラ(1500万ユーロ)らを上回り、クラブ史上最高額となる。
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