セビージャは6日、アルゼンチン人ホルヘ・サンパオリ監督(62)を招聘したことを発表した。
前日にジュレン・ロペテギ監督を解任していたセビージャは、公式ウェブサイトを通じて次のような声明を伝えている。
「セビージャとホルヘ・サンパオリは、同監督がトップチームの新たな指揮官となることについて合意しました。カシルダ出身の監督は、今シーズンの残りともう1シーズンの間、2024年6月30日まで契約を結びます」
サンパオリ監督は2016-17シーズンにもセビージャを率い、チャンピオンズリーグ圏内の4位でシーズンを終えた。しかし翌シーズンにはアルゼンチン代表監督になることを決断し、そのため契約を残したままセビージャを退団。今回がアンダルシア州都での2回目の挑戦となる。
サンパオリ監督はセビージャのオウンドメディアとのインタビューに応じ、その意気込みを、彼らしくボールを主役にしたプレースタイル実践の意思を口にしている。
「私はセビージャのことを見続けていた。そこで、自分は幸せだったんだ。そして、幸せだった場所には戻りたくないといつも言ってきたわけだが、今、私はここにいる。状況を変化させられるという結論が、考えを改めさせたんだ」
「私は2016-17シーズンにここにいたわけだが、そこから発展した社会が、フットボールでは常に勝たなくてはいけないという空虚な社会が存在するようになった。選手たちは監視される対象となり、そのために大多数が情熱を失って、義務感だけでプレーしている。勝って、勝って、また勝つ必要があるってね。それが彼らにネガティブな影響を与えている」
「私たちはプレーの喜びを取り戻さなくてはならない」
「ここにいる選手たちのことを考えれば、ボールを失うことがあってはならない。アマチュアリズムはボールへの愛にある。ボールと一緒に眠りにつくことにある。ボールに対する敬意こそが私たちが感じるべきことであり、同様に観客もそのことを分からなくてはならない。ボールを失ったときには、私と同じように叫ばなくてはいけないんだ」
「セビージャは一つの文化を持つ必要がある。守備でも攻撃でもその文化に沿ったプレーが必要で、私たちはそれを短期間の内に展開していきたいと思っている」
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