ウナイ・エメリ監督が25日、ビジャレアル退団会見に臨んだ。スペイン『マルカ』がその模様を伝えている。
エメリ監督はアストン・ヴィラ監督に就任するため、ビジャレアルに契約解除金600万ユーロを支払った。昨季にニューカッスルからも誘われた同指揮官は、今度はビジャレアル残留ではなくプレミアリーグ再挑戦の道を選んでいる。
ビジャレアル指揮官に就任した2シーズン前、クラブ史上初タイトルとなるヨーロッパリーグ優勝に導いたエメリ監督は、退団会見で次のように語った。
「ここでの私はとても自分らしかった。ビジャレアルは最高バージョンの自分でいられる環境を与えてくれたんだ」
「ビジャレアルは偉大なプロジェクトを有しており、今後も素晴らしいクラブのままだろう。ビジャレアルとそのサポーターはこれからも変わらない。私がもういられない美しいスタジアムで、今後もプレーし続けていくんだ」
「なぜアストン・ビラなのか? 今はビジャレアルのことしか話したくない。明日から新しい日々が始まることになり、そのときに話すことにしようじゃないか」
「この決断はプロフェッショナルとパーソナルの両面から下すことになった。ここで経験した難しい時期も美しい時期も、すべてスーツケースに詰め込ませてもらう。私はここで素晴らしい家族に出会い、心から何かを感じることができた。しかしながら、この監督という職業は私の中にあるもので、今回こういった選択をしなければならなかった。これまでとは異なる挑戦となるが、プロフェッショナルとして臨む素晴らしい挑戦になるだろう」
その一方でビジャレアルのフェルナンド・ロッチ会長は、何よりもエメリ監督に対する感謝の気持ちを強調した。
「私たちにとって(エメリ監督の契約解除は)驚きだった。彼とは素晴らしい関係にあるが、しかし少し飲み込めない状況だ。私たちにしてみれば少しうんざりする出来事だよ。しかし、どんな逆境や変化があろうとも、私たちはそうしたときにこそ強さを示してきた」
「今日はウナイ・エメリの仕事ぶりに感謝をする日なんだ。気分は少し良くないが、しかし私たちは君に感謝をするし、今後の幸運を願っている。私たちがここにいるのは、ウナイの一方的契約解除について話すためだ。彼は契約に記されていたことをしたわけだし、これまでの仕事に感謝をさせてもらうよ」
「ウナイは私たちはヨーロッパリーグ王者として、チャンピオンズリーグでも素晴らしい成績(昨季ベスト4進出)を残してくれた。しかし彼にとってはチャンスとなるオファーが届いたということだ」
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