バルセロナは12日にラ・リーガ第21節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、この試合に勝利して2位レアル・マドリードとの勝ち点差を11まで広げる意欲を示している。
首位バルセロナと勝ち点8差で2位に位置するレアル・マドリードは、クラブ・ワールドカップ参加のために今週末はラ・リーガの試合を戦わない。チャビ監督はビジャレアル戦に勝利することで彼らに勝ち点11差をつけ、さらなるプレッシャーを与えたい考えだ。
「今は各試合が鍵を握っていると言っても過言ではない。勝ち点11差にできるならば、マドリードにさらなるプレッシャーを与えられるだろう」
「ただ、アウェー戦は毎回厳しい。セティテンは素晴らしい監督だし、熾烈な戦いが待ち受けている。それでも私たちは勝ち点3を獲得したい」
ビジャレアルはエースのFWジェラール・モレノが、ふくらはぎの負傷のためにこの試合を欠場する。
「ビジャレアルには彼の不在を埋める選択肢がある。コクランにモラレス……多くの代替案があるはずだ。彼らはボールを保持したプレーを好んでいるが、快適にプレーさせないようにしたい」
チャビ監督はその一方で、下部組織の若手や出場機会に恵まれない選手が、活躍の場を求めてすぐ移籍してしまうことに警鐘を鳴らした。出場機会に恵まれなくとも、辛抱強くプレーしていく必要性を問いている。
「前回の試合ではケシエも違いを生み出したが、一つ模範を見せようか。ここに我慢強かった人間がいる。私は3年にわたって背番号26(トップチームではなくBチーム所属選手の番号)をつけてプレーし、その後に成功をつかんだ。しかし今は、すべてを急かそうとする空気感がある。新世代の選手たちは、あまりにも生き急いでいるように思う」
「ここで成功をつかみたいなら落ち着きを保たなくてはならない。ここは世界で最も偉大で……最も難しいクラブなのだから」
バルセロナの若手には、左サイドバックとして成功をつかみつつある19歳DFアレハンドロ・バルデがいる。バルデとバルセロナの契約は2024年までだ。
「彼と話したよ。彼はここに残ることを望んでおり、どんな不安も感じていない。彼はここで幸せなんだ。私たちはずっとここにいてくれる選手を擁しているんだよ」
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