ラ・リーガ2部のウエスカに所属するFW岡崎慎司は、滝川第二高校卒業後の2005年に清水エスパルスでプロとしてのキャリアをスタート。当初はアタッカーの中でも序列は高くなかったが、着実に結果を残して徐々に主力に定着し、最終的にはエースとしての地位を確立した。そして、2010年には南アフリカ・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表メンバーに選ばれ、全4試合に出場。得点も決め、ベスト16進出に大きく貢献した。
W杯から半年後、2011年1月にシュトゥットガルトで欧州初挑戦。スタメンに定着して徐々に評価を高め、2013年夏に完全移籍したマインツでブレイクを果たす。マインツではシュツットガルト時代のサイドハーフではなくセンターフォワードとして起用され、2013-14シーズンにはキャリアハイの15ゴールをマーク。翌2014-15シーズンにはブンデス日本人最多得点記録を更新する。
そして2015年夏、スター選手が集う世界最高峰のリーグであるプレミアリーグへ。推定移籍金13億円でレスター・シティに移り、主力選手の1人として2015-16シーズンのプレミアリーグ制覇に大きく貢献している。その後、2019年夏からはウエスカに活躍の場を移した。また、日本代表においても継続して活躍し、歴代3位の出場数と歴代4位の得点数を誇っている。
プレースタイル
決してフィジカルやスピード、テクニックに恵まれているわけではないが、何よりも得難いゴールへの嗅覚とフォア・ザ・チームの精神を備えている。泥臭くゴール前に飛び込んで繰り出すダイビングヘッドは象徴的なプレーの1つであり、味方のこぼれ球にもいち早く反応するなど、集中力と献身性は並外れたものだ。
また、技術的にも成長を続け、ディフェンスラインとの駆け引きや裏への抜け出しはまさに職人芸。泥臭いイメージと反して時に鮮烈なバイシクルシュートやロングシュート、さらには華麗なドリブルを披露する意外性も。そして、前線からチェイシングする能力は世界でも屈指であり、レスター制覇時には現地メディアより“影のヒーロー”と称された。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
岡崎慎司/Shinji OKAZAKI
1986年4月16日生まれ 174cm・76kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2005 | 清水エスパルス | 1試合・0得点 |
2006 | 清水エスパルス | 7試合・0得点 |
2007 | 清水エスパルス | 21試合・5得点 |
2008 | 清水エスパルス | 27試合・10得点 |
2009 | 清水エスパルス | 34試合・14得点 |
2010 | 清水エスパルス | 31試合・13得点 |
2010-11 | シュトゥットガルト | 12試合・2得点 |
2011-12 | シュトゥットガルト | 26試合・7得点 |
2012-13 | シュトゥットガルト | 25試合・1得点 |
2013-14 | マインツ | 33試合・15得点 |
2014-15 | マインツ | 32試合・12得点 |
2015-16 | レスター・シティ | 36試合・5得点 |
2016-17 | レスター・シティ | 30試合・3得点 |
2017-18 | レスター・シティ | 27試合・6得点 |
2018-19 | レスター・シティ | 21試合・0得点 |
2019-20 | マラガ | 0試合・0得点 |
2019-20 | ウエスカ | 37試合・12得点 |
2020-21 | ウエスカ | 19試合・1得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月17日現在)
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