昨夏、元ミランの名物会長シルヴィオ・ベルルスコーニ氏が率いるモンツァでの武者修行を終え、サッスオーロへ復帰したフラッテージ。今シーズン、セリエAでデビューを迎えると、29試合に出場して4ゴール3アシストをマークし、レベルの高いパフォーマンスでサプライズを巻き起こした1人となった。今年1月に行われたロベルト・マンチーニ率いるイタリアの代表合宿にも招集されている。
そんな中、『ダゾーン・イタリア』は、若手にスポットライトを当てた特番「Piedi X Terra（地に足をつけて）」でフラッテージをゲストに迎えた。サッスオーロMFは、アレッシオ・ディオニージのチームが若手選手たちにとって理想的な環境であると明かす。
「サッスオーロはセリエAでプレーを始める選手にとって完璧なクラブだ。ビッグクラブのようなプレッシャーはなく、ミスを犯した時もより安心していられる。僕らは1つの大きな家族のようなんだ。みんなからかわいがってもらえるので、良い面はある。だが悪い面もある。ここを離れたらプレッシャーを感じるようになるので難しくなるだろう」
キャリアを駆け出したばかりのフラッテージだが、挫折も味わってきた。下部組織を過ごしたローマからは買い戻しを見送られた。「僕はあらゆる犠牲を払ってでもローマに戻りたかった。ローマ生まれの者にとってローマはローマなんだ」と明かす。また、クラブのレジェンド、ダニエレ・デ・ロッシとの逸話を明かし、「若手がミスを犯しても怒鳴りつけない数少ない選手だった。彼はいつも励ましてくれたよ」と語った。
一方、昨シーズンに所属したモンツァではセリエA昇格のビッグチャンスを逃し、試合終了後はショックを隠せずに地面に座り込んだ。
「昇格できなかったことは本当に残念だった。モンツァは僕にとって特別なクラブだったから、セリエA行きは、モンツァで勝ち取りたかった。だから開幕直後は、自分がプレーしている実感がわかなかった」
「性格が似ているし、目標も同じ。彼とケンカをしたことは一度もない。僕らは似ているんだ。それに相部屋なので、2人で一緒に大好きなジェノベーゼパスタを週3で食べているよ」
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