2020年1月にアンデルレヒトから加入し、ミラノで3年目のシーズンを送るMFアレクシス・サレマーカーズが、『ダゾーン・イタリア』の企画でインタビューに応じた。ベルギー代表MFはまず、自身のフットボールに対する考えを明かした。
「フットボールはまず、遊びでもあると思う。スタジアムにやって来る観客やファンも、股抜きとか、こうした遊びの要素を期待しているんじゃないかな。僕自身も、他のチームの選手が股抜きをするのを見て楽しんでいる。だからピッチにおいては、楽しんでプレーすることも重要だと思う。もちろん、プロフェッショナルな姿勢で、監督の指示に従うことも大事だ」
今後の課題とC・ロナウドとの思い出
続いてミランMFは、今後の自身の課題について問われると、得点力やチームへの貢献を挙げた。
「当然、僕はもっとゴールを決めなければならない。自分でも自覚し、取り組みを続けている。それからチームを助けることも重要だ。例えばDFはゴールを守るのが仕事だが、MFはFWに対してゴールにつながるパスを出すのが仕事だ。だから僕はそこを頑張らなければならない」
「僕は自分自身でゴールを決めるより、アシストをする方が好きだ。だが両方できた方が良いよね。だから今、両立できるように努力している。もうすぐできるようになるだろう。そう願っている」
まだミランに加入したばかりの2年前、コッパ・イタリアで対戦したユヴェントスのFWクリスティアーノ・ロナウドに肩を抱かれるシーンが見られた。サレマーカーズは当時を振り返った。
「僕にとって最高の出来事だった。僕はC・ロナウドにすごく憧れていたんだ。偉大な選手だし、今でも彼のことが好きだよ。それほどの選手が僕の肩を抱いてくれるなんて、不思議な感覚だった。あとでみんなから、『どうしてC・ロナウドがお前の肩を抱いたんだ?』って言われたよ。C・ロナウドが親切にしてくれて、うれしかった。人としても素晴らしい選手だ。彼の能力を1つだけ盗めるとしたら? 得点力かな。C・ロナウドは毎試合で簡単にゴールを決めている。僕にもそんな能力があったらいいだろうな」
背番号56番の由来とゲン担ぎ
さらにサレマーカーズは、自身の背番号56番について、その由来を明かした。
「アンデルレヒトで最初にもらった背番号が56番だったんだ。僕に幸運をもたらしてくれた番号だと思う。それにゲンを担ぐのがすごく好きなんだ。ピッチに入る時も、右足で2回ジャンプしてから軽く両足でジャンプするのがお決まりなんだ。クリスティアーノ・ロナウドと一緒だって? 気づかなかったよ」
5年後の“ミラン限定”バロンドール
また、現在のミランのメンバーの中から、5年後のバロンドール受賞者が選出されるとしたら誰になるかを問われると、自身の考えを明かした。
「ズラタン(イブラヒモヴィッチ)にはちょっと遅すぎるかな。僕は(ダニエル)マルディーニか(ラファエウ)レオンだと思う。2人はフェノーメノ(怪物)なんだ。僕は2人のプレーを見ているのがすごく好きだよ。僕ひとりの考えかもしれないが、フットボールに詳しい人なら、2人がものすごいクオリティを持っていることに気づくはずだ。まだキャリアのピークに達していないが、これからさらに成長し、タイトルをできるようになるかもしれない」
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