1989年にローマの下部組織に入団すると、2017年の現役引退までローマ一筋を貫いたトッティ氏。今シーズンは、たびたびスタディオ・オリンピコのスタンドから古巣を見守る姿が目撃されているレジェンドが、『Sky Sport』のインタビューの中で、最終節までもつれ込んだスクデット争いに見解を示した。
「ミランがすべての命運を握っている。おそらくミランがこのビッグチャンスを取り逃がすことは難しいと考えられる。私は数週間前、インテルが有利だと話をしたが、(日本時間4月28日の)ボローニャ戦に敗れたことで、本当にすべてが変わった。ミランがこのチャンスを活かすことができるかどうか注目していきたい」
続いてトッティ氏は、今シーズン限りでユヴェントスを去ることが発表されたディバラについても言及。自身も意に反してローマ退団を余儀なくされた過去を持つだけに、ユヴェントススタジアムで涙を流してファンに別れを告げたアルゼンチン代表FWを思いやった。また自身の古巣であるローマへの移籍を熱望した。
「(37歳のジョルジョ)キエッリーニとディバラの退団は別物だ。キエッリーニはクラブの象徴であり、バンディエラとして活躍したが、ディバラは様子を見る限り、トリノに残りたかったのではないだろうか。おそらく適切な合意条件が見つけられなかったのかもしれない」
「私はこれから彼をローマに連れ来ることができないか、少し様子を見てみようと思う。月曜日に会う予定なので、いろいろ話をするつもりだ。ディバラとは、23日の(サミュエル)エトーが開催する試合(Integration Heroes Match)で一緒にプレーすることになっている。だからいくつかアドバイスができるかもしれない。彼とローマの意向は分からないが、これはトッティとロマニスタ全員の夢なんだ」
なお、ローマのティアゴ・ピントGM(ゼネラルマネージャー)は、現地時間20日に行われたトリノ戦の試合前に『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応対。この際にディバラの獲得の可能性について問われると、「私は常に一貫している。試合がある中でメルカートについて話をすれば、集中力を保つことができない。それに25日の試合(UEFAカンファレンスリーグ決勝)を終えれば、3カ月間にわたってメルカートの話ができるだろう」と回答を先送りした。
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