フランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシと、偉大なバンディエラを生み出してきたローマ。下部組織出身でこそないものの、後継者は台頭し始めている。
その選手こそニコロ・ザニオーロ。1997年生まれの若手で、フィオレンティーナのユースを経て、エンテッラで2017年3月にプロデビューを飾った。その後、2017年7月にインテルへと加わるが、チャンスが与えられることなく、翌年にはローマへと加入。すると、一気にスターダムへの階段を上っていく。
高い得点力を生かし、2018-19シーズンはリーグ戦27試合で4得点を記録。チャンピオンズリーグではラウンド16のポルト戦で2ゴールを挙げて、鮮烈な印象を残した。2019-20シーズンはさらなる飛躍が期待されていたが、2020年1月に前十字靭帯断裂の大ケガを負い、長期離脱を強いられている。だが、新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断となっているため、シーズン中の復帰の可能性もありそうだ。
2019年3月にはイタリア代表デビュー。11月にはアルメニア戦で2ゴールを奪い、初ゴールを記録した。
プレースタイル
本職は攻撃的MFだが、チーム事情からウィングなどより前線で起用されることが多い。将来的に守備力が改善されれば、「8番」のポジションで起用されることとなりそうだ。
中盤の選手でありながら、得点能力が高く、多くのゴールを生み出す。両足を器用に使いこなす選手であり、いずれの足でも強烈なシュートを放つことができる他、190センチと長身であるためヘディングでのシュートも得意としている。
足下の技術も高く、イタリア代表のプレーメーカーとしての期待も高まっている。一方で、線がまだ細いため、守備には若干の不安が残る。
動画:プレー集
エピソード
トッティと比較されることが多いが、本人は「自分はニコロ・ザニオーロ」であると強調している。一方で、背番号についてはレジェンドをリスペクトしており、10番を着けることはないと公言している。
また、アイドルとして明かしたのは元ブラジル代表のカカとロナウジーニョ。
プロフィール・経歴
ニコロ・ザニオーロ/Nicolò Zaniolo
1997年7月2日生まれ 190cm・79kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2016-17 | エンテッラ | 7試合・0得点 |
2017-18 | インテル | 0試合・0得点 |
2018-19 | ローマ | 27試合・4得点 |
2019-20 | ローマ | 26試合・6得点 |
2020-21 | ローマ | 0試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月16日現在)
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