ズラタン・イブラヒモヴィッチが再び欧州の地で輝きを放っている。
これまでユヴェントス、インテル、バルセロナ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドなど数々のビッグクラブで活躍してきたイブラヒモヴィッチは、2018年にメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに移籍。ここで2シーズンにわたり活躍すると、20年1月に2010-11シーズンから2シーズンにわたって在籍した古巣ミランに復帰した。
19年10月に38歳となり、さすがのイブラヒモヴィッチも欧州の一線級で活躍するのは難しいと考えられていた。しかし、“キング”はそのような懐疑論を一蹴してみせた。加入後2試合目、初スタメンとなったカリアリ戦、65分にテオ・エルナンデスの折り返しに左足でフィニッシュ。見事にネットを揺らし、ミラニスタを歓喜させたのだ。
さらにイブラヒモヴィッチは、2月9日に行われたインテルとのミラノダービーでも1ゴール1アシストと躍動。チームは敗れたものの、さすがの存在感を発揮した。ピッチ内だけではなくピッチ外でもプロの模範として振る舞うなるなど、古巣を見事に活性化させている。
プレースタイル
全盛期の運動量こそなくなったものの、抜群のフィジカルを活かしたポストプレーや、要所で見せるアクロバティックなプレー、決定力は衰え知らず。最前線に立つ存在感は絶大で、ピッチ内にいるだけで相手守備陣の注意を引き付ける。年齢を重ねるごとに周囲を使ったプレーも増えており、ワンタッチでのボールさばきやパスの精度も高い。大胆不敵な発言をする姿とは異なり、ピッチ上ではチームメートを活かす術を熟知している“大人の選手”だ。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
ズラタン・イブラヒモヴィッチ/Zlatan Ibrahimović
1981年10月3日生まれ 195cm・100kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2001-02 | アヤックス | 24試合・6得点 |
2002-03 | アヤックス | 25試合・13得点 |
2003-04 | アヤックス | 22試合・13得点 |
2004-05 | アヤックス | 3試合・3得点 |
ユヴェントス | 35試合・16得点 | |
2005-06 | ユヴェントス | 35試合・7得点 |
2006-07 | インテル | 27試合・15得点 |
2007-08 | インテル | 26試合・17得点 |
2008-09 | インテル | 35試合・25得点 |
2009-10 | バルセロナ | 29試合・16得点 |
2010-11 | ミラン | 29試合・14得点 |
2011-12 | ミラン | 32試合・28得点 |
2012-13 | パリ・サンジェルマン | 34試合・30得点 |
2013-14 | パリ・サンジェルマン | 33試合・26得点 |
2014-15 | パリ・サンジェルマン | 24試合・19得点 |
2015-16 | パリ・サンジェルマン | 31試合・38得点 |
2016-17 | マンチェスター・ユナイテッド | 28試合・17得点 |
2017-18 | マンチェスター・ユナイテッド | 5試合・0得点 |
2018 | LAギャラクシー | 27試合・22得点 |
2019 | LAギャラクシー | 29試合・30得点 |
2019-20 | ミラン | 18試合・10得点 |
2020-21 | ミラン | 11試合・14得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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