CONCACAFゴールドカップで最多11回の優勝を誇り、近年ではワールドカップでも躍進著しいメキシコ。そんな北中米カリブ海の強豪が誇るスピードスターが、ナポリFWイルビング・ロサーノだ。
母国の強豪パチューカでキャリアをスタートさせたロサーノは、2014年に当時18歳でトップチームデビューを飾る。メキシコでの3年間で大きな成長を見せると、欧州クラブの注目を集めるように。そして2017年夏、オランダの名門PSVへと引き抜かれた。
初の欧州挑戦がオランダが誇る強豪クラブとなったが、ロサーノはすぐさま適応。主力として活躍し、エールディビジではデビューシーズンで29試合17ゴール11アシストの大活躍を披露。初年度で優勝の立役者となった。すると翌シーズンも30試合で17ゴール11アシストと目覚ましい活躍を見せ、ヨーロッパの強豪が熱視線を送る中、2019年夏に3800万ユーロとも伝えられる移籍金でナポリへと移籍を果たした。イタリアでは、指揮官交代や激しいポジション争いなどで未だ真価を発揮しているとは言い難い状況だが、その才能の片鱗は見せている。
メキシコ代表としては、2016年に20歳でデビュー。主力として定着すると、2018年ワールドカップではグループリーグで前回王者ドイツ相手に決勝点を奪い、世界中を驚かせている。現在24歳と、今後の活躍が楽しみなアタッカーだ。
プレースタイル
持ち前のスピードとテクニックを活かしたドリブル、そして決定力が武器の快速ウインガー。一瞬のスピードとキレで相手をかわし、シュートまでが得意のパターンだ。小柄ながらパンチ力あるシュートも持っている。
やや足元でもらいたがる傾向もあり、オフ・ザ・ボールの質やラストパスの精度には課題もあるが、スピードと強烈なシュートは相手DFの脅威に。守備の国では苦しんではいるものの、適応できれば大きな活躍が期待できる。
プロフィール・経歴
イルビング・ロサーノ/Hirving Lozano
1995年7月30日生まれ 175cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
2013-14 | パチューカ | 10試合・1得点 |
2014-15 | パチューカ | 31試合・8得点 |
2015-16 | パチューカ | 34試合・10得点 |
2016-17 | パチューカ | 27試合・10得点 |
2017-18 | PSV | 29試合・17得点 |
2018-19 | PSV | 30試合・17得点 |
2019-20 | PSV | 1試合・0得点 |
2019-20 | ナポリ | 26試合・4得点 |
2020-21 | ナポリ | 21試合・9得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月17日現在)
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