2019-20シーズンのセリエAで、絶対王者ユヴェントスと熾烈な首位争いを展開するラツィオ。シモーネ・インザーギ監督体制の集大成を見せるチームで、ゴールを奪うのがチーロ・インモービレであれば、チャンスを作るのがルイス・アルベルトだ。
セビージャの下部組織出身で、バルセロナBやリヴァプールなど様々なクラブを渡り歩いた27歳は、2016年8月にラツィオに加入。1年目こそ初のイタリア挑戦に苦戦したが、2年目からレギュラーを座をつかみ取り、17-18シーズンにはゴールもアシストも二桁の大台に乗せた(11ゴール13アシスト)。順調に成長を続け、19-20シーズンはキャリア最高レベルのパフォーマンスを見せている。
26節終了時点のセリエAで記録したアシストは、リーグ断トツの13。アタランタ(70)に次ぐゴール数を誇るラツィオ(60)において、攻撃の舵取りを一手に担っている。
プレースタイル
最大の持ち味は、繊細なタッチから繰り出される相手守備陣の急所を的確に突くパスだ。アシストだけでなく、キーパス(30本)もリーグで最多を誇る。細身ながらボールを「隠す」技術が素晴らしく、相手のプレッシャーが厳しいエリアでも前を向いてチャンスを作り出せる。
また長駆した後もプレーのクオリティを落とさないうえ、正確なパスでカウンターを成立させることも可能だ。ここにきて不得手だった守備も改善傾向にあり、隙のないMFとなりつつある。「セリエAで今、最高の司令塔は?」と問われれば、真っ先に名前が挙がるのはこのスペイン人だろう。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
ルイス・アルベルト/Luis Alberto
1992年9月28日生まれ 183cm・74kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2010-11 | セビージャ | 2試合・0得点 |
2011-12 | セビージャ | 5試合・0得点 |
2012-13 | バルセロナB | 38試合・11得点 |
2013-14 | リヴァプール | 9試合・0得点 |
2014-15 | マラガ | 15試合・2得点 |
2015-16 | デポルティーボ・ラ・コルーニャ | 29試合・6得点 |
2016-17 | ラツィオ | 9試合・1得点 |
2017-18 | ラツィオ | 34試合・11得点 |
2018-19 | ラツィオ | 27試合・4得点 |
2019-20 | ラツィオ | 36試合・6得点 |
2020-21 | ラツィオ | 19試合・6得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月16日現在)
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