2011-12シーズンから9季連続でスクデットを獲得し、セリエAの絶対王者に君臨するユヴェントス。その超名門で長らく司令塔として活躍したのが、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチだ。
14歳でフランスのメスに入団したピャニッチが、トップチームデビューを飾ったのは17歳の時。2007年のパリ・サンジェルマン戦でキャリアをスタートさせた。ユース時代から大きな注目を集めていたMFは、すぐさまレギュラーの座を獲得。リーグアン32試合に出場すると、2008年夏にリヨンへとステップアップ移籍を果たす。
新天地でも重要な存在として活躍し、時を経ずしてリーグ屈指のMFと称される。そして、2011年夏にローマへと移籍。ダニエレ・デ・ロッシやラジャ・ナインゴランらと抜群のコンビネーションで中盤を支配し、2015-16シーズンには10ゴール10アシストを記録した。
公式戦185試合で30ゴール44アシストをマークしたピャニッチは2016年夏、自身たっての希望でユヴェントスに加入する。バイエルン・ミュンヘンやバルセロナなどと天秤にかけたうえでの決断だった。
ユーヴェでは幼少期に憧れたジネディーヌ・ジダンの背番号5を選択。ローマ時代よりやや下がり目のポジションを務め、チームの絶対的な司令塔として君臨した。
クラブからの信頼は絶大で、2018年にはチーム3番目となる年俸650万ユーロでの3年契約にサインした。
イタリアですべてを勝ち取ったピャニッチは、2020年夏にバルセロナ行きを決断。2020-21シーズンからラ・リーガでプレーしている。
プレースタイル
リヨンやローマ時代は攻撃的なポジションでプレーしていたが、ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督(当時)のコンバートで中盤の底へ。すると卓越した戦術眼に技術、正確なパスでチームを動かす司令塔へと成長した。
中盤の低い位置を動き回りながら、長短のパスでリズムを刻む。世界屈指のキック精度を誇り、フィニッシュに繋がるキラーパスも持ち味だ。セットプレーのキックも特筆に値する。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
ミラレム・ピャニッチ/Miralem Pjanic
1990年4月2日生まれ 180cm 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2007-08 | メス | 32試合・4得点 |
2008-09 | リヨン | 20試合・0得点 |
2009-10 | リヨン | 37試合・6得点 |
2010-11 | リヨン | 30試合・3得点 |
2011-12 | リヨン | 3試合・1得点 |
2011-12 | ローマ | 30試合。3得点 |
2012-13 | ローマ | 27試合・3得点 |
2013-14 | ローマ | 35試合・6得点 |
2014-15 | ローマ | 34試合・5得点 |
2015-16 | ローマ | 33試合・10得点 |
2016-17 | ユヴェントス | 30試合・5得点 |
2017-18 | ユヴェントス | 31試合・5得点 |
2018-19 | ユヴェントス | 31試合・2得点 |
2019-20 | ユヴェントス | 30試合・3得点 |
2020-21 | バルセロナ | 14試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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