今シーズンのセリエAは、近年稀にみる混戦模様を呈している。首位のナポリを、昨シーズン王者のミラン、アタランタやウディネーゼといった“プロビンチャ”(イタリア語で小規模の地方クラブのこと)が追いかけており、ローマやラツィオも上位戦線に食らいつこうと必死だ。一方、7位のインテルや8位のユヴェントスには、今後の巻き返しが期待される。
DAZNのセリエA専門番組『SERIE A FREAKS』(毎週火曜)では、22日に行われる第11節のミランvsモンツァに注目。20回目のスクデットを目指すミランと、今シーズンがセリエA初挑戦のモンツァには、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏という“共通項”がある。
ベルルスコーニ氏は、1986年にミランの会長に就任。以後、30年以上にわたり会長であり続け、在任期間中に29個ものタイトル獲得を経験した。現在は、2018年に買収したモンツァの会長を務めており、今週末に愛する“ロッソネリ”の本拠地『サン・シーロ』に凱旋する。
『SERIE A FREAKS』のMCを務めるジャーナリストの細江克弥氏は「(イタリア人MF)ニコロ・ロヴェッラがいないモンツァは苦しい」とコメント。15日に行われた第10節のエンポリ戦でレッドカードを受けて退場となった20歳MFの不在が、モンツァにとって戦力的にもマネジメント的にも重い負担としてのしかかるだろうと分析した。
だが、細江氏は「圧倒的にミランが有利」としながらも、左サイドからの攻撃によってモンツァがミランに一泡吹かせる可能性を示唆。対峙するミランの右サイドは人選が定まっていない感もあるが、果たして──。
その他にも、同番組ではセリエA第10節までのレビューや、現役オーナーの知られざる魅力なども紹介。北川義隆アナウンサーと細江氏が、“ROMANTIC CALCIO”を熱く語り尽くしている。
SERIE A FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:毎週火曜日
- MC:北川義隆、細江克弥
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