12シーズンにわたってバイエルン・ミュンヘンに所属し、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)優勝や9回のリーグ制覇など輝かしいキャリアを築いた元フランス代表の王者リベリー。2019年夏にフィオレンティーナへ移籍してセリエAに新天地を求めると、昨シーズンからはセリエAに昇格したばかりだったサレルニターナでプレーし、ダヴィデ・ニコーラ率いるチームの奇跡の残留に貢献した。
今年5月に行われた『DAZN(ダゾーン)』のインタビューでは、「まだ調子は良く、プレーを続けたい」と現役続行に意欲を示していたリベリー。だが今シーズンはコッパ・イタリア1回戦のパルマ戦やローマとのセリエA開幕戦でプレーしたものの、膝のケガに悩まされ、公式戦出場はこの2試合のみにとどまっていた。
そんな中、リベリーは自身の公式ツイッターを更新。「ボールは止まっても、僕の中の感動は止まらない。みんな、この素晴らしい冒険をありがとう」とのメッセージを綴るとともに、動画を投稿し、現役生活に終止符を打つことを発表した。
今後は指導者に転身へ
セカンドキャリアについて、「監督はやってみたい。ここ5、6年、フィオレンティーナやサレルニターナでしてきたように、選手たちのそばにいたい」と語っていたリベリー。今後も、自身にとって「特別な場所」であるスタディオ・アレキで仕事を続けていくことになる。
22日に開催されるセリエA第11節サレルニターナ対スペツィアの前日会見に出席した指揮官のニコーラは、フランス人王者がスタッフとしてチームに残留することを明かした。
「別の役割を担うとはいえ、ここに残ることを望んでくれたことはうれしい。彼が我々のスタッフの一員としていてくれることは喜びだ。彼なら世界中のどこへ行っても、どんなことでもできたはずだが、このチームに残留することを受け入れてくれた」
「コーチとしてあらゆる視点から取り組んでもらう。パーソナリティや知識、冷静さや状況判断力を兼ね備え、指揮官としての潜在能力を持っている。これから別の立場に立つことで別の感じ方もできるだろう。まだ学ぼうとする彼の姿勢は好きだ。明日、私の隣でベンチに座れるよう願っている」
放送・配信予定
- サレルニターナ vs スペツィア
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年10月22日(土)日本時間22:00
- 会場:スタディオ・アレキ
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